漢＆D.O【スタンド・バイ・ミー】MVを徹底解説！ヒップホップが好きな4人の少年…彼らの青春物語に涙

少年たちが並んで立たされ、大人の男に叱られているシーンがあります。

恐らく場所は学校で、叱っている男は教師なのでしょう。

彼らは教師から疎まれているようです。

やはりMVの中の彼らも、”不良”というレッテルが張られてしまっているのかもしれません。

教師は少年たちを怒鳴りつけ、手を上げている様子も見られます。

教育だとしても、行き過ぎた指導と言わざるを得ないでしょう。

また別のシーンでは、D.Oが薄暗い部屋の中で教師とは違う男と対面して座っています。

この部屋は恐らく、歌詞にもあるように「少年課の取調室」。

ということは、この男は警察官だと推測されます。

少年D.Oはいったい何をして、取り調べを受けているのか。

自分を突き飛ばした警察官を睨み付ける目が、D.Oの心情を物語っています。

大人への反抗心と、弱い自分を隠したいという虚勢。

良くも悪くも真っすぐであるが故に、見ていて痛々しいですね。

教師に叱られるシーンの後、少年たちはとあるライブ会場に向かいます。

そこで歌っていたのは大人のD.Oと漢。

少年D.Oは目をキラキラさせて、ステージ上のパフォーマンスを見ています。

その後のシーンで映されるのは、少年たちがヒップホップの練習をしている様子。

彼らはヒップホップの世界に、すっかり魅了されてしまったようですね。

いつかこの4人でデビューしよう！

そんな約束も、もしかしたらしていたかもしれません。

子供時代のD.Oと漢、そして大人になったD.Oと漢。

時代を超えて彼らが集まった理由とは何か？

少年時代の彼らの心情を考察しつつ、その答えに迫ります。

少年D.Oが原チャリを盗もうとしているシーンがあります。

そんなD.Oの背後に現れたのが大人の漢。

D.Oは怯えた表情を浮かべますが、続くシーンでは原チャリを運転する漢の後ろに乗せてもらっています。

どうやら2人で原チャリを盗んでしまったようですね。

そんな経緯はともかくとして、原チャリに乗せてもらっているD.Oは本当に良い笑顔を浮かべています。

また最後は、少年D.Oが大人のD.Oと握手を交わすシーンも……。

ステージから去っていく大人のD.Oを見送る少年D.Oの表情は憧れに満ちています。

子供時代と大人になった現代が交じり合うシーン。

これは大人の彼らが子供だった自分に向けてメッセージを送っているのではないでしょうか？

お前は何も間違っていない。

夢が叶うときまで、諦めずに頑張れ。

大人のD.Oと漢は、そんな言葉を送っているのかもしれません。

子供時代、誰にも言えなかった悩みや痛みがある。

それを今でも覚えているからこそ、彼らは時代を超えて集まったのだと思います。

楽しいことばかりではなかった少年時代。

しかしどんなに辛いことがあっても、いつも傍には仲間がいてくれました。

『スタンド・バイ・ミー』のMVのように、仲間と過ごした日々というのは一生の思い出になるのでしょうね。

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