1行目の表現も過激なまでにストレートです。
これまでの歌詞でもそうですが、主人公は不器用な面があるのでしょう。
しかし後者はある意味脅迫にもとれてしまいます。
それがたとえ主人公の素直な気持ちだったとしてもです。
こうした表現の仕方もまた炎上した原因の1つだったのかもしれません。
直接的過ぎる主人公のメッセージは許してもらえず、SNSの世界から追い出されました。
主人公にとっては世界の終わりのようにも感じたのではないでしょうか。
主人公がとった最後の行動
「愛している」も「殺してやる」も
わかってくれると思っていたのに
からっぽの世界 からっぽの世界
そしてボクは宇宙に帰るよ
4040404 (4040404)
4040404 広がる炎
4040404 (4040404)
4040404 地球が燃えている
愛しているんだよ 形は違くても
愛していたんだよ
悲しくて地球ごと 消してしまった
BAN!
出典: 404/作詞:ピノキオピー 作曲:ピノキオピー
主人公は悲しみのあまり世界を消してしまいました。
自分を受け入れてくれないのなら、すべてを消してしまいたくなることもあるでしょう。
本物の「地球」というより、ネットの世界を「地球」としているようにも思えます。
どんな感情でも、それぞれ異なった愛の示し方がありました。
しかし多くのバッシング、すなわち「炎上」により避けられなかったアカウント停止。
悲しくなった主人公は発信した本心ごと自らの手で消してしまいました。
そして表示されるのはページが存在しないことを示す「404」というエラーメッセージです。
「宇宙に帰る」という言葉は、SNSの世界を離れてリアルの生活に戻っていくことを表しているのでしょう。
本当はSNSの住人という地球人と共存し、ありのままの自分を受け入れてほしかったのです。
舞台となったインターネットとSNSの世界
「404」の舞台はインターネット、特にSNSの世界です。
ネットの普及で良くも悪くも見ず知らずの多くの人と簡単に繋がることができる世界になりました。
一方この曲の歌い手であるころんの所属するアイドルグループ「すとぷり」は、素顔を隠して活動しています。
握手会やライブなどのイベントを除いてはアニメーションの人物です。
その理由をすとぷりは「学生時代にインターネット上で顔を晒すのは危険だと教わってきたから」と語りました。
危険性を学校で教えられるほど、今やインターネットがある生活は当たり前なのです。
同時にトラブルとも隣り合わせであるということを「404」で伝えたかったのではないでしょうか。
最後に
ころん(すとぷり)の楽曲「404」の歌詞について迫りました。
明るい曲調ですが、隠されたメッセージはどこか暗いものがあります。
ネット社会の生きづらさや個性を認めてもらいたい切実な気持ちを表す非常に深い楽曲です。
誰しもが個々の価値観の違いを認め、受け入れることは決して容易ではありません。
しかし、声を上げる前に少し立ち止まって考えることはできます。
世界には様々な考え方や個性を持つ人がたくさんいるのです。
それらを「地球人」がもう少し前向きに考えられていたら、主人公が宇宙に帰ることもなかったかもしれません。
読み解く角度によって様々な感じ方ができる曲です。
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