リリース情報
愛内里菜4枚目のシングル
【恋はスリル、ショック、サスペンス】は2000年の10月25日にリリースされました。
同曲は愛内里菜にとって4枚目のシングルです。
また同曲は、リリースと同時にオリコンTOP10入りを果たしています。
愛内里菜の楽曲の中でも特に、人気の高い曲といっても過言ではないでしょう。
さらに後には、自身で同曲をセルフカバーしています。
ファンにとっても長く親しみのある楽曲といえるでしょう。
同曲は、愛内里菜の声に非常にマッチしています。
ハリのある声に、伸びのあるサビ。
サスペンスというタイトルの通り、シリアスさを感じさせる曲調も特徴です。
名探偵コナンのオープニングソングに起用
同曲はTVアニメ「名探偵コナン」のオープニングソングに起用されています。
同曲が流れるオープニングでは、主人公のコナンがパラパラを披露。
主人公が踊っているPVは非常に斬新で、当時話題となりました。
この演出は、監督の指示によるものだったそうです。
オンエアぎりぎりまで、アニメ―ションの試行錯誤を重ねたのだとか。
その結果、コナンが踊るというインパクトの強いオープニングが仕上がりました。
ちなみに同曲には「完全図解 踊る名探偵!!」という特典が付いています。
これはアニメでコナンが踊っているパラパラの振り付け表です。
このようにちょっぴり独特なシングルとして、同曲は話題を呼びました。
また愛内里菜は、その後も名探偵コナンとのタイアップを次々と実現。
その数は合計7回にも及びます。
「コナンの主題歌といえば愛内里菜」と連想するファンの方も少なくないでしょう。
登場人物の関係性
不安な主人公
私が感じていた刺を君にも同じように与えていたのかもしれなかった
何に心を痛めて何におびえていたのか気にも止めず
縺れてく二人の真実に向き合うのが怖かった
出典: 恋はスリル、ショック、サスペンス/作詞:愛内里菜 作曲:大野愛果
早速同曲の歌詞を見ていきましょう。
同曲の題名は、【恋はスリル、ショック、サスペンス】。
「衝撃」や「刺激」を意味する言葉が並んでいます。
恋というと甘さや穏やかさを連想する人も多いでしょう。
しかし同曲の場合はそうではありません。
どことなく不穏で、刺激的な印象です。
歌詞を見ると、「とげ」という言葉が出てきます。
どうやら主人公はこのとげによる痛みを感じていたようです。
しかもそれを恋の相手にも同じように感じさせていたかもしれないとのこと。
恋が順調とは思えません。
どうも主人公は非常に不安定な状態のようです。
円満ではない恋愛の最中、相手にも辛く当たってしまったのかもしれませんね。
もしくは相手に何かの不満があったのかもしれません。
今は離れてしまった2人
柔らかすぎる愛に抱かれていたよきっと失くして気がついたよ小さなぬくもり
今になってね 君の想いの深さが見えそうで
出典: 恋はスリル、ショック、サスペンス/作詞:愛内里菜 作曲:大野愛果
この歌詞を見てみると、2人はもう一緒にいないことが分かります。
何かがあり、別れてしまったようです。
2人でいたときには、どうしようもない不安を抱えていた主人公。
しかし今は違うようです。
当時の相手からの愛情に気付いたといった表現が見られます。
つまり主人公は、相手への想いが今と昔で違うようです。
昔は不満や不安があった主人公。
相手にとげとげしい態度を取ったかもしれません。
しかしそれも今となっては、全ては相手からの愛情だったと気付いた様子。
人は無いものねだりをする生き物です。
本当に満たされている時、当の本人はそのありがたみに気付かないこともしばしば。
主人公もそんな状態だったのかもしれません。
それか精神的にまだ未熟で、相手の想いに気付けなかったのかもしれませんね。
いずれにしても、主人公は別れた相手に感謝しているようです。
曲の主題
恋の本質
さて、この曲が言いたいことは一体何なのでしょうか。
それは曲の冒頭の歌詞から読み取れます。
同曲のテーマは「恋」。
これはタイトルにもあります。
そして冒頭の歌詞を見ると、こうあります。