「地球連合軍(アークエンジェル)」所属の天才パイロット、キラ・ヤマト (CV:保志総一朗)。

「プラント (ザフト)」所属のエリート・パイロット、アスラン・ザラ (CV:石田彰)。

対立する二つの勢力に属する二人は、幼少期の親友同士だった…

 

2人の主人公を軸に展開するスケールの大きいストーリーと、複雑な人間模様。

このアニメのテーマはずばり、『非戦』です。

シンプルなテーマですが、戦争という大きな流れに翻弄される主人公達の姿は胸をうちます。

大ヒットしたため、続編『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』も制作されました。

ガンダムでは、『SEED』と初代『ガンダム』以外にシリーズとして、続編がTV放映されているものはありません。

どれだけ、大ブームだったのか分かります。 

主人公が3人になった続編『DESTINY』

【玉置成実/Believe】歌詞の意味を解釈!ガンダムの世界観はどこまで出てる?アニメ動画も見たい!の画像

舞台は『SEED』より2年後…ザフト所属のコーディネーター、シン・アスカ (CV:鈴村健一)。

戦争を憎む彼を中心に、再びが争いが始まってしまう…

 

3人目の主人公であるシンは賛否両論なキャラクターでした。

前作の主人公の人気と反比例した形でしたが、最も人間らしい主人公であるという評価もあります。

テーマは前作と共通して『非戦』。

『戦争』とは?と考えさせられる作品でした。

 

玉置成実さんは同作で、ED曲『Reason』、『Result』を歌っています。

懐かしいアニメ動画をご紹介!

歌入りOP映像!

スピードや音程などは変えられていますが、映像は当時のOPそのままです!

改めてみると、イントロがキラの搭乗機「ストライク」の出動とぴったりとはまっています。

ラストで「平和の象徴」であるハトの代わりに、ロボット「トリィ」が飛んでいく…

飛んでいくのはキラの機体とアスランの機体の間です。

「トリィ」は2人の思い出の品でもあることを考えると切なくなりますね。

アニメ動画たっぷり!

こちらはフルで曲が使われています。

個人のファンの方が編集したものです。

作中の名場面が思い出されますね。

戦闘シーンが中心ですが、上手くOP映像も混ぜています。

機動兵器のかっこよさも、また人気の理由の一つでした。

 

さて、動画などを色々、ご覧いただきました。

この曲が作品を盛り上げるのに一役買っているというのは、ご理解いただけたかと思います。

では、歌詞はどうでしょうか。

歌詞の意味を独自に解釈!

誤解で壊れそうな2人の関係

【玉置成実/Believe】歌詞の意味を解釈!ガンダムの世界観はどこまで出てる?アニメ動画も見たい!の画像

言葉見つけられず 思わず触れた肩先
君はなんにも言わずに 冷たくふりほどく
ほんの繊細な誤解から 幼い愛は崩れてく
そんな悲しい顔は見たくない

出典: Believe/作詞:西尾佐栄子 作曲:あおい吉勇

2人の若い男女の恋愛を描いた歌詞だと思います。

それも、まだ10代で…大人と子供の狭間といった年代ではないでしょうか。

「幼い愛」という言葉から連想されるのはそういった背景です。

きっと不器用で口下手な2人なんでしょう。

感情に引っ張られてしまって、相手の言葉を素直に聞き入れることができない。

精神的にも余裕がなく、未熟です。

相手を悲しませたくない、でもどうしていいか分からない…

ほんのわずかなボタンの掛け違いなのに…と、もどかしさを抱える主人公。

果たして、「君」に伝えるべき「言葉」は見つかるのでしょうか。

夢さえ無くしても その微笑みだけ捨てないで この胸輝いていて

出典: Believe/作詞:西尾佐栄子 作曲:あおい吉勇

たとえ、目指すべき目標がなくなったとしても、笑っていて欲しい。

自分の大好きな人でいて欲しい。

そんな想いが伝わります。

ただただ、好きな人の幸せを祈っている主人公は一途な性格のようです。

いつか誓う僕ら この手で築く未来は
必ずこの惑星(ばしょ)で 君がどこにいたって
だけどいまは二人せつなく そらした瞳
出逢えることを信じて

出典: Believe/作詞:西尾佐栄子 作曲:あおい吉勇

ここの歌詞はどうしてもキラとアスランの心境を歌ったものとしか思えません!

敵同士の二人が、違う立場でありながらも「いつか必ず」と目指すのは「この惑星(ばしょ)」。

「この惑星(ばしょ)」とはどこのことでしょうか。

きっと2人が出会った「月面都市コペルニクス」、「月」なのでは?

そう思いがちですが、ここでは抽象的な意味もあります。

2人で楽しく過ごした想い出…つまり、「平和」。

それが二人が目指す「この惑星(ばしょ)」なんだと思います。