『ありよりのあり』で描かれるのは学生時代。
もっと詳しく言えば、女性の高校時代です。
何事にも極端にならず、友達と楽しく過ごしていた主人公。
気付けば高校生活も終わりに近づいていました。
「人生の岐路」を意識する主人公。
大学を受験するか、就職するか迷っているのでしょうか?
ちょうど17歳か18歳の時期ですね。
高校卒業は、小学校や中学校の卒業とは、訳が違います。
大学に入るにしても、ほとんどの人が親元から離れて生活します。
また、就職するにしても、一社会人の仲間入りは目前です。
そういった意味で「人生の岐路」なのでしょう。
Bメロ
どちらの道を進もうか?
右の道 看板には『安定』の文字
半信半疑で歩むより
左に進め 看板には『覚悟』の文字
出典: ありよりのあり/作詞:古谷完 作曲:藤永龍太郎(Elements Garden)
高校卒業間近の主人公。
まさしく「運命の分かれ道」ですね。
「安定」が約束された道を選ぶか。
それとも「覚悟」がいる道を選ぶか。
主人公は迷わず「覚悟」がいる道を進もうと決心します。
彼女には夢があるのでしょう。
夢を実現するために、辛いことや嫌なことも経験すると思います。
しかし、それを克服する「覚悟」ができている主人公。
一般的には、なんとなく大学に入り、なんとなく就職する人が多いと思います。
彼女は自分のやるべきことが分かっているのですね。
頼もしいです。
サビ
これってありかな?
『ありかもね』
ありよりのあり
『YEAH!YEAH!』
これってなしよね?
『そうかもね』
なしよりのなし
『Booooo!』
これってありかな?
『どうだろね?
なしよりのあり
『YEAH!YEAH!』
これってなしよね?
『なしかもね』
ありよりのなし
『Booooo!』
出典: ありよりのあり/作詞:古谷完 作曲:藤永龍太郎(Elements Garden)
タイトルの意味は、主人公が夢を実現する確率のことを示していたのです。
主人公はひたすら考えます。
自分にはどのくらいの才能があるのだろう...。
自問自答する主人公。
主人公は、自分の夢を実現する可能性を4つに分けます。
そのなかで思案する主人公。
サビの歌詞は主人公の心の声が具体化されたものです。
考えていてもはじまらない。
とりあえず前に進むことだけを考えよう。
そういった意気込みを感じられる歌詞ですね!
2番Aメロ
HEY!HEY!
みんなで騒いで 悪ノリでフィーバー
のちに怒られて
HEY!HEY!
振り返らないで
思い切りジャンプ!!
どうせならローリングストーン!
出典: ありよりのあり/作詞:古谷完 作曲:藤永龍太郎(Elements Garden)
楽しかった高校生活を回顧する主人公。
悪ノリして先生に怒られたこと。
それでもめげずに楽しんだ主人公。
「ローリングストーン」とは、有名な英語の格言です。
「転がる石に苔は生えない」。
転がり続け、走り続ければ何とかなるさ、という意味です。
ローリング・ストーンズや、ボブ・ディランの『ライク・ア・ローリングストーン』。
それらもこの格言から付けられました。
若くて元気がある主人公の様子が見て取れますね。
2番Bメロ
そこに『MY SOUL』はあるのかい?
ぐちゃぐちゃ言わず耳かっぽじれよ
聞こえるだろ?心の声が
今、胸を打つ ワクワクする道を進め!
出典: ありよりのあり/作詞:古谷完 作曲:藤永龍太郎(Elements Garden)
この部分の歌詞は、主人公が自分に言い聞かせているかのようです。
もしくはリスナー宛てのメッセージかもしれません。
自分の魂=MY SOULが無ければ、人生に意味などない。
耳を澄ませて心の声を聴け。
その声に従って自分の人生を決定しろ、という力強いメッセージですね。
2番サビ
これってありかな?
『ありかもね』
ありよりのあり
『YEAH!YEAH!』
これってなしよね?
『そうかもね』
なしよりのなし
『Booooo!』
これってありかな?
『どうだろね?』
なしよりのあり
『YEAH!YEAH!』
これってなしよね?
『なしかもね』
ありよりのなし
『Booooo!』
出典: ありよりのあり/作詞:古谷完 作曲:藤永龍太郎(Elements Garden)