韻を踏んだ歌詞
いつもへらへら 言葉ぺらぺら
出典: Hello Yellow! / 作詞 高橋久美子 作曲 Christian Rabb / Frida Molinder / Justine Tiny Bedser
子供とオノマトペ
子供を対象とした童謡にはオノマトペがよく使われています。
七夕の歌の「さらさら」や、きらきら星の「きらきら」などが好例です。
また、子供は「ガタンゴトン」という「ン」のついたオノマトペも好きです。
歌詞で見てしまうと実感は湧きませんが、曲を聞くと”韻”の大切さが身に染みて分かります。
疑心暗鬼な方はカラオケで歌ってみるといいでしょう。
きっと、Hello Yellow!には童謡のような歌いやすさがあることに気付くはずです。
全体の歌詞のイメージ
地方出身者にとって東京は最高峰です。
東京で活躍して、故郷に錦を飾る人もいることでしょう。
そのため、東京に住んでいる人の多くは地方出身者で占められています。
チャキチャキの江戸っ子は二割程度です。
その花の都・東京に出てきたものの田舎では予想だにしなかった壁にぶち当たります。
満員電車にウサギ小屋のようなアパート、深夜でも消えることのないお店の明かり、オフィスビルを反射し合う太陽。
きっと田んぼで鳴くカエルや隣の家まで1キロ先、店舗よりも広いコンビニの駐車場を懐かしむ人もいることでしょう。
しかし、帰省することなく辛い日もあるけど、東京でがんばっていこうという前向きな気持ちを歌詞にしています。
逆境にいると些細なことでも落ち込むことが多くなります。
ポジティブになれる曲として、Hello Yellow!を聴くといいかもしれませんね。
弾き語りのポイントは?
ちょっとギターを練習したことのある人なら感じるのは”弾き語りは難しい”ということです。
MVでは歌声とギター演奏を別撮り(歌声と演奏を別々に録音すること)しているので難しくはありません。
しかし、ライブなどではギターを弾きながら、歌を歌うことになります。
弾き語りが難しいのは、歌に神経を集中させるとギター演奏が疎かになることです。
反対にギターに集中しすぎると歌がうまく歌えなくなります。
アコースティックギター弾き語りの練習方法は?
基本的に弾き語りは循環コード(決まったコードを繰り返し弾くこと)による演奏が大半です。
循環コードは簡単なので一回覚えればマスターできます。
ただし、楽譜を一切見ないで演奏できるようにまで技術を高めないといけません。
練習するときは、先に演奏だけを覚えます。歌は歌いません。
楽譜を見ないでイントロからエンディングまで弾けるようになったら、初めて歌を入れます。
一番早い覚え方は、基礎練習と弾いてみたい曲だけをひたすら練習することです。
これもいい、あれもいいと四方八方に手を出していたら、全く上達しません。
的を絞ることで雑多なことを忘れ、一曲に集中できるようになります。
友達の前で弾いてみる
歌が納得できるまでギターにのせて歌えるようになったら、友達や家族の前で演奏してみましょう。
きっと失敗します。
それは、極度の緊張を強いられるからです。
自分の部屋やスタジオではうまく弾けても人前でさらっと弾けるようになるには相当な練習と度胸が必要です。
まず、自分一人で演奏するときは100パーセント間違えずに弾けて歌えるようにならなくてはいけません。
一度でも人前で演奏したことのある女子なら分かるでしょう。