林部智史さんのクリスタルボイスが織りなす「糸」は、私たちを再び感動の林部ワールドに引き込んでくれます。
なぜ めぐり逢うのかを
私たちは なにも知らない
いつ めぐり逢うのかを
私たちは いつも知らない
どこにいたの 生きてきたの
遠い空の下 ふたつの物語
縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かを
暖めうるかもしれない
出典: 糸/作詞:中島みゆき 作曲:中島みゆき
「糸」は人を1本の糸に例えて、人が繋がりあって生きていくことに希望を持たせてくれる曲です。
「なぜ めぐり逢うのかを 私たちは なにも知らない」
人生における永遠の問いとも言えるようなこちらの歌詞。もはや名言の域に達していると思いませんか?
細い糸同士が撚り合わさることで、人を温める布地を作れるように、あなたと私が繋がることで、誰かを助けられるような存在になるかもしれない。
「温めるんだ」という確定ではなく「温めうるかもしれない」という可能性の形で歌われるからこそ、希望が湧き出て心が温められる歌ですね。
なぜ 生きてゆくのかを
迷った日の跡の ささくれ
夢追いかけ走って
ころんだ日の跡の ささくれ
こんな糸が なんになるの
心許なくて ふるえてた風の中
縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かの
傷をかばうかもしれない
出典: 糸/作詞:中島みゆき 作曲:中島みゆき
人生の中で迷って失敗したときの苦痛は言葉にできないものがあります。
そして、風の中で一人震えるような孤独感があります。
"それでもあなたとならば、そんな心の傷をかばう布を織りなせるかもしれない"
林部さんの透明感溢れる歌声に乗って届けられるこの歌詞には、心の奥から勇気づけられますね。
縦の糸はあなた 横の糸は私 逢うべき糸に出逢えることを 人は仕合せと呼びます
出典: 糸/作詞:中島みゆき 作曲:中島みゆき
林部さんの歌う「糸」MVはあるの?
こちらの動画は2016年12月に放送された、UHB北海道文化放送『NUDEな音楽』のワンシーンです。
弾き語りとアカペラで「糸」を歌う林部さん。
心に沁みます。
林部さんの歌う「糸」は、残念ながらMVの制作はされていないようです。
しかし、ある特典DVDでは「糸」のコンサート映像を見ることができるんです!
それは2017年10月に発売されたシングル「だきしめたい(デラックス盤)」。
こちらの特典DVDには、2016年に行われた『林部智史 ~あいたい~ Concert at Bunkamuraオーチャードホール』の様子を収録。
音と映像を通して、林部さんの「糸」を堪能したい方におすすめです。
まとめ
「泣き歌の貴公子」林部智史さんの歌う「糸」。一度耳にしたら心が震えることは間違いありません。
心から癒されたいときや大切な人との節目を祝いたいときに、ぜひ一度お聴きいただきたい1曲です。
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