FUKI【Christmas Time Again】歌詞の意味を解釈！クリスマスなのにキミはいない？

FUKIが歌う切ないクリスマスソング『Christmas Time Again』。

至極のラブソングばかりを収録した『IN LOVE』というアルバムに収録されています。

クリスマスといえば、カップルにとって一大イベント。

大切な人とのかけがえのない思い出が刻まれる1日になります。

しかしこの曲に登場するカップルは、クリスマスに寂しい想いをしている様子。

今日一番いっしょに過ごしたい相手と過ごせない切なさに、心が凍えてしまいそうになります。

聖なる夜に、願うもの。

その美しい願いが、クリスマスの夜をよりいっそう輝かせているのかもしれません。

MVに出演しているのは、SNSで大人気の「こちゃにカップル」。

幸せそうなデートの様子が映されていますが、どうやらこれは思い出のなかの映像のようです。

現実の彼女は、夜のカフェで1人スマートフォンを眺めています。

今ここにいない彼との思い出を辿っているのでしょう。

最後に彼と2人で撮った写真を持っているシーンが切ないですね。

少し悲しいストーリーですが、「こちゃにカップル」のデートシーンは本当に可愛らしい。

まさに理想のカップルと言えます。

幸せそうな2人を見ていると、こちらまでその幸せをおすそ分けしてもらったような気分です。

しかし、デートシーンが幸せそうな分だけ、歌詞とMVのストーリーがより切なくなります。

歌詞を読み解いていくと、クリスマスの澄んだ夜空が目に浮かびます。

冷たい風と、瞬く星々。

寒い夜だからこそ、夜空がいつもより綺麗に見えるのでしょう。

そんな美しい情景と共に歌われているのは、胸が痛くなるような切ない願い。

清らかで純粋な歌詞について解説していきます。

クリスマスの夜に1人で君のことを考えていたら、雪が降ってきたようです。

ここに君がいれば、きっと2人いっしょになって雪にはしゃぐことができたでしょう。

しかし、君はいない。

この曲の主人公は、降り始めた雪に1つの想いを託します。

それは「I’m waiting for you love」。

”あなたからの愛をずっと待っている”ということ。

舞い散る雪のなか君を待ち続ける主人公の姿が、健気で切ないですね。

聴こえてくるのは、あちこちで奏でられているクリスマスソング。

その歌はきっと幸せに満ち溢れていたことでしょう。

しかし、主人公の心は寂しいまま。

幸せなクリスマスソングを聴きながら、会いたいのに会えない君のことを考えています。

温もりを与えられたから、切なさを知ってしまった。

寒さを感じるたび、愛しさを思い出してしまう。

幸福と悲しみが交互にやってきて、主人公は行き詰まりを感じているのかもしれません。

1人ではとても抱えきれない想いを持て余している。

そんな状態だから尚更、君に会いたいのでしょうね。

クリスマスの夜は、なんだか願い事をしてみたくなりませんか？

この曲の主人公も聖なる夜の奇跡を信じているようです。

願い続ければ、もしかしたら……。

そんな気持ちを捨てられないのでしょう。

ここにいない君を待ち続けるのも、主人公が奇跡を信じているからだと思います。