何処に流せば良いのかも…

逢いたくて逢いたくて
夢じゃない本モノの君に
逢えなくて逢えなくて
行き場のない想いに溺れてる

出典: Blue/作詞:Kosuke Morimoto 作曲:Kosuke Morimoto

ここでも君への思いを繰り返します。

強く願ったことで「君」を夢の中で見ることはできました。

でもそれは目が覚める前には消えてしまいます。

本当に望んでいるのは君ともう1度あの日のように過ごすこと。

2人一緒にいた時間に戻りたいのでしょう。

それが無理なことは分かっているはずなのに、君を取り戻すことを諦められないのです

君がここにいないことを思い知らされて、涙をこらえきれなくなったのでしょうか。

心が溺れてしまうくらいの涙が流れます。

どうしようもない悲しみしかここにはありません。

僕だけがあの日のまま

2人で見た空に

肩を並べて見上げた 夜空はプラネタリウム
同じ星 今もどこかで浮かんでは消えていくんだなぁ

出典: Blue/作詞:Kosuke Morimoto 作曲:Kosuke Morimoto

君と過ごした日に戻りたいという思いは、君と過ごした日々を呼び起こします。

2人で見たあの夜の空にあった星座を思い出したのでしょうか。

頭上に広がる空の中に、その形を探す君の横顔も思い出しているのでしょうね。

自然の空であれば季節が変われば星の位置も変わります。

機械で映し出せばあの日見た空を再現することはできますね。

でも投影された夜の空も時間が来れば終わります

今もどこかで浮かんでは消えていくんだなぁ

出典: Blue/作詞:Kosuke Morimoto 作曲:Kosuke Morimoto

このフレーズの中で特に切なさを感じる部分を抜き出してみました。

神秘的に輝いていた星たちの姿もやがて見えなくなるのです。

いつまでも続くことが無いものが、愛の他にもあることが分かったのでしょう。

でも心の中では2人で見た暗い空は今でも輝いたままのはずです。

歌詞の語尾に愛が終わったことを信じたくない胸の内を垣間見ることができますね。

悲しみを無くすために

嵐【Blue】歌詞の意味を解説!ブルーが滲んだ理由は?忘れられない思い出が描く切なさを紐解くの画像

胸によどんだ想いは いつまでも声にできない
ため息にそっと包んで 吐き出せたらいいなぁ

出典: Blue/作詞:Kosuke Morimoto 作曲:Kosuke Morimoto

誰にも話すことができない今の感情。

知られたくないというより、口にすることができないくらいに悲しみが強いのでしょう。

思い切ってカミングアウトすれば心は軽くなるかもしれません。

リセット効果を求めて呼吸をするように悲しい思いを外に出してしまえば。

でも強気になって今の状況を変えることを望んでいないようにも思えるのです。

ここでも語尾は優し気で「こうすることができたら良いのにな…」とつぶやいているようにも聞こえます。

君を悪く思いたくない、こんな思いが脳裏をよぎるのでしょうか。

いつまでもそのままで

嵐【Blue】歌詞の意味を解説!ブルーが滲んだ理由は?忘れられない思い出が描く切なさを紐解くの画像

めぐりくる季節の風波にゆらり流されても
過去と未来の真ん中で記憶がほどけない

出典: Blue/作詞:Kosuke Morimoto 作曲:Kosuke Morimoto

僕の心の中にはどんなに月日が進んでも変わらないものがあるのです。

歌詞の初めでは、風の中に散っていく花の下で君を思い出していましたね。

心が揺さぶられるような思いの中にいたことがあったのでしょう。

それでも変わらないものがあると今も思い続けているのです。

記憶がほどけない

出典: Blue/作詞:Kosuke Morimoto 作曲:Kosuke Morimoto