決して夢なんかじゃない
To be いつでも Your best じゃないから
この指に触れたものがすべてさ
Take on me 恐れず 夢じゃないからね
そうさ 愛はもっと奥にあるんだ
出典: Inside of me/作詞:Chie Sawaguchi 作曲: SCHON・KROW
この曲はサビの中に
今は夢のなか このまま 僕と
出典: Inside of me/作詞:Chie Sawaguchi 作曲: SCHON・KROW
というフレーズが必ず入っています。
夢の中でだけ彼女と触れ合える“僕”の気持ちが表現されたフレーズですが...。
だからこそ、曲の終わりに差し掛かるタイミングで
夢じゃないからね
出典: Inside of me/作詞:Chie Sawaguchi 作曲: SCHON・KROW
というフレーズがくるのが心に刺さりますね。
To be いつでも Your best じゃないから
出典: Inside of me/作詞:Chie Sawaguchi 作曲: SCHON・KROW
というフレーズも、シンプルながら気持ちを前向きにさせてくれます。
常にベストを尽くせる人間なんて本当に一握りで、実際に対面したもの、この指で実際に触れたものがすべてだという固いメッセージがそこにはあります。
漠然とした概念だからこそ“僕ら”は愛を失わない
愛だなんて 失くすものじゃない 愛だなんて 見えないもの
形もない言葉もない それこそが僕らの “愛”だろう?
出典: Inside of me/作詞:Chie Sawaguchi 作曲: SCHON・KROW
愛というのは漠然とした概念です。愛は目には見えませんし、愛の度合いを数値化したり、分析することもできません。
そんな漠然としたものだからこそ、愛は本来失うようなものじゃないと決定づけています。
また、このフレーズでは一人称が“僕”ではなく“僕ら”になっています。
終わりのない孤独の中にいた“僕”ですが、音楽と歌声を通してリスナーに対して訴えかけてきているという胸に刺さる展開です。
現状を疑えば答えは見えてくる
不自由を嘆くのなら 自由と孤独の闇を疑え
出典: Inside of me/作詞:Chie Sawaguchi 作曲: SCHON・KROW
“僕”の状況でいうなら、彼女に会えない状況を嘆くくらいなら、自分の会いたいと思う気持ちと、今孤独を感じている状況の差を疑え。
...ということですが、このフレーズは様々な状況にも当てはめることができると思います。
嘆き続けるよりは、疑ってみる。
そうすることで、答えは意外と既に自分の中にあった。なんてことに気づくこともあるでしょう。
形も言葉もない僕らだけの“愛”
“僕”の内面にあった苦悩と葛藤は、“愛”という存在そのものへの疑いへと変化しました。
そしてその疑いこそが、“僕らにとっての愛”を定義づけるきっかけだったように思えます。
現状を嘆いているだけでは、状況は変化しません。また、自分の思いに正直になることもできません。
大事なのは、自分の気持ちに忠実になった上で、その気持ちを行動に移すこと。
そんな教訓や思いを、素晴らしい音楽、歌声と共に語りかけてくれる楽曲、「Inside of me」でした。
さて、今回は歌詞についての独自考察をさせていただきましたが、U-KISSといえば...やっぱりMVの方も素晴らしいのです!
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