「自由」と「わがまま」は時に同一視されることがあります。

「現実を見なさい」

「堅実に生きなさい」

そんな言葉を発する人も、きっと相手のことを思いやっているのでしょう。

でも、前述したように、自分の未来を決めるのは自分です。

ちょっと遠回りしたり、1度や2度失敗してもいいのではないでしょうか。

「自分の意思のままに生きた」という経験は、心を大きく成長させます。

自分らしさって何?

みんなと違うけど

いつもよりも少し
違う風に見えた街
みんな慌ただしく
違う方に向かってる
don't worry be happy

出典: pink pop/作詞:YUSA 作曲:kabukin536

主人公の中で何かが変わったようです。

自分の感情と向き合えるようになったのでしょう。

そうすると、周囲が何かに駆り立てられながら生きているように見えてきました…。

もちろん、大多数の人が向かう先は、自分とは違います。

今までの自分だったら怖くなって皆と同じ行先を目指したはず。

でも、ここでは恐れや焦りは感じ取れませんね。

「個性を出す」ことの難しさ

「乙女は何かと悩ましい」
「結局私は普通のteen」
「映えない未来が嘆かわしい」
「どうかしてるぜ本当に」

出典: pink pop/作詞:YUSA 作曲:kabukin536

先ほどまでは「周囲とは違う自分」に注目していました。

でも、主人公にもちゃんと一般的な女の子としての要素があります。

価値観が違うからといって、仲間はずれになる訳ではないのです。

視点を変えると、大衆の中で「個性を出す」ことというのはとても難しいこと。

YouTubeの中で人気を集めるのもそのひとつ。

「好きなことで生きる」と決めた今、次の困難へと向き合っているのではないでしょうか。

みんながひとつに

la la pink pop
la la pink pop そこに
la la pink pop
la la pink pop 私もいて
la la pink pop
la la pink pop みんな
la la pink pop
バラバラだって

la la pink pop
la la pink pop 好きな
la la pink pop 歌うたえば
ケセラセラ それでいいんだ
a lot of people
a lot of people la la la

出典: pink pop/作詞:YUSA 作曲:kabukin536

個性がバラバラであっても、皆で歌を歌えば一つの輪ができる

音楽とは不思議なものですね。

言葉や概念を越え、簡単に人と人が繋がり合えます。

違う思想を持つメンバーやリスナーが集まり、おこさまぷれ〜と。は活動しているのです。

これって素敵なことだと思いませんか?

今は自由でいさせて

「白馬の王子をググり中」
「ため息つくのが私流」
「大人になんかなりたくない」
「そんなの全然ありえない」

出典: pink pop/作詞:YUSA 作曲:kabukin536

ここでも、自由な「心の声」が呟かれます。

誰か素敵な男性が自分を迎えに来てくれる。

ちょっとくらいため息ついたっていいじゃない。

ずっと自由な子供でいたい。

素直にNOと言いたい。

ここでは「誰かに諭されたり」「現実を突きつける」ことを求めていません。

自分の中で湧き上がる思いを素直に口にする。

それができれば、あとは自分自身の力で試行錯誤を繰り返すだけです。

この後もキャッチーなサビを繰り返し、この楽曲はラストを迎えます。

最後に

おこさまぷれ〜と。の「pink pop」はいかがでしたか?

ファン待望の初楽曲リリースは、かなりの完成度といえます。

「リスナーの期待に応えたい!」という彼女たちの想いが実を結んだのでしょう。

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