主人公は、他人のいう通りに生きることを止めました。
いい子でいることに疲れたのでしょう。
心が壊れる前に、本当の自分をさらけ出すことにした様子です。
本来の自分を見せることは、勇気がいることでしょう。
他人から軽蔑される可能性もあります。
しかし主人公は、心ゆくまま生きることを決意しました。
主人公の心の開放が始まった瞬間といえるでしょう。
正しいのは?
狂ってるのはどっちなのか
白黒つけようぜ
なあ?
出典: アンチシステム's/作詞:jon-YAKITORY 作曲:jon-YAKITORY
主人公にとっては、抑えつけてくる人が悪だと感じています。
しかし、他者からみるといい子を止めた主人公の方が正常ではないと考えているのでしょう。
主人公は、今どちらが正義か決めたいと考えています。
ルールやシステムを決めている方からみれば、主人公の方が悪だと判定する可能性が高いです。
主人公の周りに味方がいない限り、相手を悪だと言い切るのは難しいと解釈できます。
主人公の決意を秘めた声は、届くのでしょうか。
逆襲
自分の思うままに
HACKまではもう 待ったはなし
真っ黒な夜を暴れ出す
でっち上げられた今日を捨てて
道徳を今 塗り潰す
出典: アンチシステム's/作詞:jon-YAKITORY 作曲:jon-YAKITORY
主人公は、全てを破壊するつもりだと解釈できます。
真っ暗な夜とは、今まで抑制されてきた気持ちの象徴でしょう。
今まで主人公は、他人のいう通りに生きてきました。
今日も、他人が薦めた学校へ行き、出された食事を無条件に食べてきたのでしょう。
しかし、主人公は他に行きたかった学校があったのかもしれません。
健康にいいと薦められる食事よりも、ジャンクフードが食べたい気分だったのでしょう。
そういった他人が決めたレールのことをでっち上げられた今日と表現していると読み取れます。
他人が決めたルールは、この瞬間から主人公が決めたルールへと変わりました。
ただどれほどの人が主人公の決めたルールやシステムに従うかは未知数です。
主人公の戦いは、まだまだ続くのでしょう。
全てを変える
Capばかりの この街の
真っ赤な虚栄を暴くのさ
「引き分けだ」とか 笑える
零と壱で書き換える
出典: アンチシステム's/作詞:jon-YAKITORY 作曲:jon-YAKITORY
1行目から主人公は、裕福な地域で過ごしていた様子です。
恐らく政治家や権力者が住んでいる街に主人公はいるのでしょう。
主人公も裕福な家柄の生まれで、何不自由なく暮らしていたのかもしれません。
親の言いなりになっていれば、約束された未来もあった可能性が高いです。
しかし主人公からいわせると、偽りの豊かさでした。
3行目のセリフは、今まで主人公に物事を強制してきた側の言葉でしょう。
主人公は、敵に対して同情心は持ち合わせていません。
大きな変革を起こそうとしていると解釈できます。
主人公は全てを捨て、生まれ変わろうとしているのでしょう。
変わらない毎日
人を欺く
そうやってまた
喝采の裏
誰にも知られないようにただ
”まっさら”を奪いとってみせるから
出典: アンチシステム's/作詞:jon-YAKITORY 作曲:jon-YAKITORY
行動を起こした主人公。
しかし、ルールを変えても根本的な人間の闇は変えられなかった様子です。
主人公を称賛する声がある裏で、主人公の足を引っ張ろうとしている人がいるのでしょう。
4行目は、何にも染められていない考え方を意味している可能性があります。
主人公が思う世界にするため、新たな考え方が必要です。
その考えは、新しい世代が持っていると考察できます。
主人公は今後自分の思想に近い仲間をつくることが大事になるのでしょう。
絶望は続く
きっと明日も夜のまま
本当の事は後まわし
嫉妬や希望 なすがまま
揃いも揃い猿回し
出典: アンチシステム's/作詞:jon-YAKITORY 作曲:jon-YAKITORY