高速を飛ばして
自己嫌悪の中で
もがく24 走る高速
飛ばす130キロready go
ふかすタバコと自己嫌悪
記憶曖昧の金土曜
Wasted
hold on
出典: YOKAZE/作詞:VIGORMAN・WILYWNKA作曲:GeG
自己嫌悪の中で主人公は高速道路を走っています。
高速道路を130kmで走るというのはかなり飛ばしすぎな速度です。
しかし、そうしてしまうほど主人公はストレスが溜まっているのでしょう。
そして、タバコをふかすという描写もストレスが溜まっていることを暗に示しています。
主人公の元から恋人が去ったあの出来事は週末にあったのでしょう。
主人公側にも落ち度があったために自己嫌悪に陥り、その時のことを思い出しては苛立ちを募らせています。
そしてその出来事以降の記憶が曖昧になるほど自己嫌悪と苛立ちに耽っていたようです。
1人で夜風に吹かれる
後悔と懺悔はかない万券
決まてる運命と数個のハンデ
まぁどうでも良いぜ、
お先に失礼
夜風に吹かれる
出典: YOKAZE/作詞:VIGORMAN・WILYWNKA作曲:GeG
この部分でも、引き続き悪夢のような出来事への心情が描かれています。
自分に落ち度があることを認めた上での心情です。
また、2行目では勝ち目のない相手と戦ったということを暗に示しています。
この勝ち目のない相手というのは、かつての恋人を奪った相手を指しているのでしょう。
運命は決まっていて、自分にはハンデがあるのであの人には勝ち目がなかったのだと考えているようです。
だから、自分は恋人を取られてしまったのだと、自分への慰めのようにもとることができるでしょう。
そして、もうこのことはどうでもいいと開き直り、1人で夜風に吹かれる主人公の姿が浮かんできます。
お先に失礼と強がってはいるものの、哀愁が漂う描写です。
時間と混沌
もう興味はない
刻一刻と流れるタイミング
Time is money 頭痛い
尻軽Chickに興味は無い
意味の無いTrip 何度もうざい
出典: YOKAZE/作詞:VIGORMAN・WILYWNKA作曲:GeG
主人公は二日酔いの頭を抱えながら、それでも考えることを止めていません。
刻一刻と時間は過ぎ、この時間というのは大変貴重なものということも主人公は分かっています。
3行目はまさに、かつての恋人のことを指しているのでしょう。
Chickは「ひよこ」「幼い」という意味合いが強い英単語です。
この文脈では「若い女性」という和訳ができます。
恋人がいるにもかかわらず、簡単に他の男になびく未熟で幼稚な女性には興味はないというのです。
そしてもう考えること自体が無意味だと感じています。
そう分かっているにもかかわらず、主人公は何度も考えてしまっているのです。
4行目では、何度も考えてしまう自分の思考に対する苛立ちが描かれています。
憂さ晴らしに悪ノリ
悪ノリ ノリノリboogie boogieで行く
末期症状、気分上々のPlace
プレーンの味が良く染みるGodbless
出典: YOKAZE/作詞:VIGORMAN・WILYWNKA作曲:GeG
この部分では憂さ晴らしに悪ノリをしている様子が描かれています。
主人公は1人、二日酔いでイライラしながら自問自答を繰り返していました。
そこへ第三者が現れます。この第三者とはいわば悪い友だちです。
一緒につるんで悪ノリをして気分だけは上がっていきます。
しかし主人公はただ自暴自棄になっているわけではありません。
悪ノリする今の自分はもう末期症状だと、客観的に自分を分析する冷静な視点も持ち合わせています。
夜に人生を想う
時の流れは無情
月の光が差した日
自分に嫌気が差したり
変わらず待ってる旅立ち
でも構わずなってく明日に
出典: YOKAZE/作詞:VIGORMAN・WILYWNKA作曲:GeG