やっぱり最後は笑顔でいたい

このパートの歌詞には、「泣いてもいいけど最後には笑おう」という気持ちが込められているように思います。

泣くこと自体は悪くないけど、最終的には笑顔でいたいものです。

最後を笑顔にするからこそ、泣く理由だってあると思いませんか。

辛いことがあった分だけ、泣きたい時は泣けばいいのでしょう。

ただし、一番最後には笑えるように頑張ります。

そうすることで、ほんの少しずつでも苦しみから離れて行けるような気がします。

何よりも大切なものがこの世にはある

48フォーエイト【えがおの芽】歌詞の意味を考察!選ばなくてはならないこととは?えがおのもつ力に迫るの画像

何に価値を見出すか、何を大切と思うかはそれぞれの価値観によって違います。

そうであってもしかし、絶対に譲れないものも確かに存在しています。

48フォーエイトの8人によるこの楽曲が、それが何かを教えてくれるのではないでしょうか。

何があっても守るべきもの

大切って何だろう
数えればきりがないけど
時にはたった一つ
選ばなきゃいけないこともある

出典: えがおの芽/作詞:音羽 作曲:音羽

大切なものは人それぞれではあるけれど、「これだ!」というものがきっとあるはずです。

引用歌詞1~3行目では、そんなことが歌われています。

「時には」とあるところが、とても現状に即しているように思えませんか。

たとえば厄介なウイルスが猛威を振るう毎日で、一番大切に思わなければいけないこととは何でしょう。

それは間違いなく、「」ではないでしょうか。

誰にも等しくたった1つしかなく、失ってしまっては2度と戻らないものです。

これ以上に大切なものは、おそらくこの世には存在しないでしょう。

引用歌詞4行目では、「選ぶ」という言葉が使われています。

つまり、命を守るために正しい選択をしなくてはならないということです。

それは自分の命でもあり、大切な人の命でもあるのです。

時には気持ちを曲げてでもそういう選択をすべき時があると、この楽曲は伝えたいのでしょう。

守るためには忍耐が必要になる

他の何にも 代えられないもの
失いたくない誰かを守れるように

出典: えがおの芽/作詞:音羽 作曲:音羽

こちらのパートの歌詞で、先に触れたことが確信に変わったのではないでしょうか。

自分や誰かの命を守るために、意にそぐわない行動をする必要に迫られる時もあるということです。

思ったように動けないこと、やりたいことをできないことには、相当な我慢を強いれらます。

しかし、それもすべては「守る」ためなのです。

そうしなければ失うものがあり、死ぬほど後悔しても取り返しのつかないことになるでしょう。

連鎖していく思い

笑って 泣いて また笑ってを繰り返して
乗り越えるのさ
君の笑顔が花を咲かせ
種をまいて 誰かを照らす
何度でも泣いて そのたびに笑って
一歩ずつ前に進もう

えがおの芽を繋いでいこう

出典: えがおの芽/作詞:音羽 作曲:音羽

この楽曲の最後を飾るのは、油断すると泣いてしまいそうな歌詞ばかりです。

48フォーエイトの8人が気持ちたっぷりに歌い上げるのに、心を洗われる気持ちになることでしょう。

まずは自分が笑顔であること

誰かを笑顔にしたいなら、まずは自分が笑顔になりましょう。

そうすることでその笑顔が励ましたい誰かにも移り、塞いだ表情を明るくすることができるはずです。

誰もが等しく辛い状況にあっては、自分が先陣を切って気持ちを持ち直すことも容易ではないでしょう。

それでもそうすることにはきっと価値があると、この楽曲が教えてくれています。

もし傍らに落ち込んでいる人がいたならば、まずは笑顔で接してみるのがいいでしょう。

もしも相手が笑ってくれたなら、笑顔の持つ大きな力に驚かされると思います。

思いは繋がっていく

この楽曲の最後のパートでは、笑顔が連鎖することを示唆しているようにも思えます。

そしてこの【えがおの芽】は、実際に思いを繋げることに成功しているのです。

YouTubeで楽曲を検索すると、記事の冒頭でご紹介している公式以外にも、この楽曲の動画があります。

実はその動画は、とある高齢者福祉施設のスタッフが制作したものなんです。

いわゆる「ウチも〇〇やってみた」的なものではなく、48フォーエイトに使用許可を取って作られています。

施設サイドは、彼らのこの楽曲に非常に感銘を受けたそうです。

そして施設の日常を少しずつ切り取って楽曲に乗せて動画にし、自分たちも前を向けるよう頑張っているのです。

こういうことが起きることを、48フォーエイトは果たして想像していたでしょうか。

まさに楽曲を通して伝えたいテーマが、現実になったのです。

施設が48フォーエイトの気持ちに繋がれたように、その動画もまた、誰かの気持ちと繋がっていくのでしょう。