続いてファンキー加藤は、舞台の袖を通って舞台裏に入りました。
そこは決して華やかな場所ではなく、清掃員や大道具係などの人々が黙々と働いています。
「希望のWooh」のMVに舞台裏で働く人々を登場させたことには、どんな意味があるのでしょうか?
これは筆者の考えですが、目に付く場所ではなく、普通にがんばる人々を応援する意味があるのだと思います。
ファンキー加藤が「希望のWooh」のMVを撮影した場所は劇場(コンサートホール)です。
劇場といえば、容姿端麗で心を惹きつける演技をする俳優たちが集う華やかな場所ですよね。
ですが、彼らが活躍できるのは、支えてくれる裏方さんたちがいるからですよね。
現代はマスコミとインターネットが発達していますが、劇場と同様です。
テレビ番組を放送できるのはスタッフのおかげですし、SNSを使えるのは開発者のおかげです。
さらにいえば、スマートフォンは工場で作られ、船やトラックで全世界に届けられます。
楽しい世の中になったのは、普通に働く人たちのおかげ……そう言えますよね。
ですから、「希望のWooh」は「この曲を聴く、がんばって働く普通のあなた」に向けた曲だと考えられるのです。
「がんばるあなた」とともに!
この考えを裏付けるように、MVの2分頃から、スーツや作業服を着た人たちが登場します。
そして、「普通に働く人たち」は、歌うファンキー加藤と一緒にダンスします。
繰り返しになりますが、スポーツ選手や芸能人などは、多くの人が応援してくれます。
でも、華やかな舞台を支える「普通の人々」は、誰が応援してくれるんでしょうか?
ファンキー加藤は「希望のWooh」で、そんな普通の人々に光を当てました。
思えば、ファンキー加藤はFUNKY MONKEY BABYS時代から普通の人々をテーマにしてきましたね。
「希望のWooh」はファンキー加藤の原点回帰であるとも言えるかもしれません。
MVに隠された秘密とは?
ところで、「希望のWooh」のMVにはある秘密があります。何だと思いますか?
ヒントは……筆者は先ほど「『外に出て叫ぼう』という曲だが、MVは劇場で始まる」と書きましたよね。
そうです。MVではずっと劇場(コンサートホール)に場面が固定されていて、外に出ていないんです。
屋内でのMV撮影は珍しくありませんが、「希望のWooh」の秘密はそこではありません!
答えは、「希望のWooh」は一度もカメラを止めずにワンカットで撮影されているということです。
「ダブル加藤」が活躍!
ファンキー加藤の「希望のWooh」のMVは、加藤マニが撮影監督を務めました。ダブル加藤ですね。
「カメラを止めずに撮影する」というと簡単そうですが、ワンカットの撮影は難しいんですよ。
たとえば、「カットA、カットB、カットCの組み合わせ」の場合、いずれかのカットでミスしてもすぐに撮り直せます。
ところが、映像の最初から最後までがワンカットだと、ミスしたら最初から全部撮り直しになるわけです。
ですが、加藤マニは「テンション(緊張感)がライブ感になれば嬉しい」と語りました。
ファンキー加藤自身も、「希望のWooh」をファンのために努力して作り上げた……そう言えるでしょう。
プロレスのテーマソングに!
ファンキー加藤の「希望のWooh」は、テレビ朝日の番組「ワールドプロレスリング」のテーマ曲にもなりました。
テーマ曲に採用された期間は2018年8月と9月だけですが、「雄叫びを上げてがんばる」という内容がマッチしています。
力強いけれど、決して攻撃的ではなくさわやかな「希望のWooh」は、プロレスにもぴったりですね!
みどころは?
ごく簡単にですが、2018年8月・9月の「ワールドプロレスリング」のみどころをお伝えしておきましょう。
まず、G1優勝者の棚橋弘至選手とジュース・ロビンソン選手が、オカダ・カズチカ選手とバレッタ選手と対決します。
後楽園ホールで行われるこのタッグマッチ、棚橋選手がG1で獲得したIWGPヘビー級挑戦権利証を賭けた戦いとなります。
この戦いの勝者が、2019年1月4日に行われる「WRESTLE KINGDOM」への出場権を手にします!
一部地域での放送となりますが、ファンキー加藤の「希望のWooh」を聴きながら、熱い戦いに注目してください。
「希望のWooh」CD発売はいつ?
最初にお伝えしましたが、ファンキー加藤のソロ9thシングルとなった「希望のWooh」は2018年9月26日リリースです!
レコチョクなどで音源が販売される可能性はありますが、記事執筆時点ではCDのみの販売が予定されています。
CDは2種類
「希望のWooh」には、初回限定盤と通常盤の2種類のCDがあります。
以下にジャケットを掲載しますが、クリックすることで詳細を表示できますので活用してください。
まずはDVDが付いた初回限定盤です。