本気で彼女のことを愛している主人公

(※)どんな君もどんな時も 受け止めるから
もしも心が傷ついて 涙こぼれる時は
世界中を敵にしても 君を守るよ
I LOVE YOU 言葉はいらないよ 
君が最後のキッス いつまでも

出典: キッス~帰り道のラブソング~/作詞:ZOPP 作曲:森元康介

ここで、主人公の中にある彼女への想いが溢れ出します。

例えどんなことが起ころうとも、絶対に彼女を守るという強い意志があるようです。

ここで「世界中を敵にしても」という言葉に注目してみましょう。

先ほど紹介した歌詞で「世界がなくなったら」という言葉がありましたよね。

主人公は、世界規模の出来事が起きたとしても、彼女だけは失いたくないのでしょう。

だから「世界」という言葉を頻繫に登場させているのではないかと感じました。

相手のことを本気で愛していないと、なかなか言えない言葉ですね!

そして、キスを交わす相手も彼女がこれで最後だと言っています。

つまり、この主人公は一生彼女と添い遂げるつもりでいるのです。

まだ青春を謳歌している年齢である若いカップル。

ですが、2人のうちに宿っている愛情はとても深いものなのだと思います。

2番~ラストの歌詞

彼女の期待とは裏腹に…

いつもの別れ道で 何も出来ない わかってる
ほっぺたふくらませて 手を離して「もう行くね」

出典: キッス~帰り道のラブソング~/作詞:ZOPP 作曲:森元康介

1番の歌詞で登場した公園を後にして、帰り道を歩く2人。

別れ道でさよならする前に、彼女は主人公からのキスを期待していたのでしょう。

しかし、主人公は「何も出来ない」といって怖気づいています。

彼女のことは本当に大好きなのですが、それを表現するとなると照れてしまうのだと思います。

何もしてこない主人公に対し、彼女は不機嫌になってしまいました。

そして、がっかりした様子で「もう行くね」と言ったのだと思います。

彼女の期待に応えられない、ちょっぴり情けない主人公の様子が描かれているようですね。

彼女とキスをした主人公

ねぇ こっちを向いていて 
唇に近すぎて ドキドキ止まらない

出典: キッス~帰り道のラブソング~/作詞:ZOPP 作曲:森元康介

しかし、このまま彼女をがっかりさせた状態で解散するわけにはいきません。

なんとか彼女の期待に応えようと思った主人公。

彼女と向かい合い、唇に近づいてキスをしたのでしょう。

照れる気持ちを乗り越え、彼女を喜ばせるために主人公は行動を起こしました。

本当に愛があるからこそ、このような行動もできるのでしょうね。

公園デートをして、帰り際にキスをして解散する。

こんな素敵な時間を過ごすことができたのだから、きっと彼女も満足したのではないかと思います。

彼女がいるから主人公は強くなれる

こんな僕も君がいれば 強くなれるよ
恋は不思議な魔法だね 何も怖くないから
世界中を敵にしても 離しはしない
STAND BY ME 誰かじゃ駄目なんだ 
君に ずっと側にいて欲しい

出典: キッス~帰り道のラブソング~/作詞:ZOPP 作曲:森元康介

ちょっぴり照れ屋さんなところがある主人公。

でも彼女のためなら、自分の弱点や逆境さえも乗り越えることができるのでしょう。

自分の行動や思考さえも変えてしまう恋の力は確かに偉大ですね。

もちろん、この主人公は"女性だったら誰でもいい"といういい加減な男ではありません。

今の彼女でないと主人公は強くなれないし、守りたい!という強い気持ちも芽生えないのでしょう。

自分のことを変えてくれた彼女に対して、恐らく主人公は大きな感謝の気持ちを抱いています。

だからこそ、いつも本気で彼女のことを愛しているのでしょうね。

おばあちゃんになってもキスしてくれる?

あぁ無邪気な素顔なままで 君は言う
「ねぇ おばあちゃんになってもキスしてくれるの?」

出典: キッス~帰り道のラブソング~/作詞:ZOPP 作曲:森元康介

帰り際にキスをした後、今度は彼女から主人公へ質問をします。

彼女は、主人公がどれだけ本気で自分のことが好きなのか確認しておきたかったのだと思います。

「歳をとって今よりも魅力がなくなったら、主人公は自分から離れていってしまうのかも…」

そんな疑念をなくしたいから、質問をしたのでしょう。

そして彼女は「おばあちゃんになっても~」といっていますね。

なので、この彼女も"主人公と一生を共にしたい"と思っているようです。

彼女がおばあちゃんになっている頃には…

ねぇ その時には僕だって同じだよ 
繋いだ手 離しはしないから

(※ くりかえし)

出典: キッス~帰り道のラブソング~/作詞:ZOPP 作曲:森元康介