犠牲の先にある未来
犠牲も厭わない
決意と引き換えに失った想いの数だけ強くなって
オリジナルを越える証明を掲げた拳で掴むよ
Don't miss a chance
出典: ZERO/作詞:R・O・N 作曲:R・O・N
1行目の「決意」という言葉は彼が夢を叶える意志の固さを感じさせます。
彼が失ったという「想い」はその夢を叶えるための道のりで犠牲にしてきた様々なものを指しているのではないでしょうか。
自分が目指すものへ一直線になることで、周囲との関わりや時間など様々なものを犠牲にしてきた彼。
しかしその犠牲さえも厭わないことから、彼が自身にとっての栄光へかける想いの大きさが伝わってきます。
3行目の英詞は意訳すると「チャンスを逃すな」という意味です。
彼は自分に夢を叶えるチャンスがいつ回ってきても良いように毎日を大切に生きているのでしょう。
彼の夢への真剣さが伝わってくる歌詞パートです。
未来を疑わないこと
かけがえのない日々を生きる
僕の未来よ輝け
勝利を求め向かう明日に
迷うことなどないから
出典: ZERO/作詞:R・O・N 作曲:R・O・N
ここでも夢に向かって精進する毎日を送る彼の心の内が語られています。
1行目では彼が毎日の積み重ねを大切にしていることが伝わる歌詞です。
未来を手に入れるには、地道な積み重ねが大事であるということを理解しているのでしょう。
しかし、地道な道を進むということは変化のない毎日だという風にいうこともできます。
毎日目標に向かって努力を続ける中で、いつになったら夢に辿り着けるのかと不安になることもあるでしょう。
しかし、主人公にとってそうした迷いというのは生まれていないようです。
そのことが3、4行目の歌詞から伝わってきます。
彼が迷わないのは、この道の先に必ず「勝利」が存在していると確信しているからなのでしょう。
自分の望む未来が必ずこの道の先にあると疑わないことが彼の強さを生み出しているのかもしれません。
自分を信じること
目標に向かって
バランスが崩れかけても
立て直す時間なんてないよ
大丈夫ギリギリでいい
それが僕の進行形だ
出典: ZERO/作詞:R・O・N 作曲:R・O・N
そんな日々の中で何かハプニングがあっても、未来に向かって走り続ける。
躓いて転んでしまえば、今まで通りに夢を追いかけられなくなってしまうかもしれません。
しかしそれでもそんな心配をすることなく夢に向かって行く。
そうして自分を追い込むことで、自分自身を奮い立てているのかもしれません。
3、4行目は「ギリギリ」でいることが自分のスタイルだとでもいうかのような言葉です。
リスクを顧みず進んでいくのには彼がそれだけ夢を叶えたいという前のめりな姿勢を表していると考えられます。
未来の自分に送りたいもの
未来の僕に誇れるよう
信じた今を歩もう
いつの日かまた思い出して
ゼロを描いたこの日を
Today is my own fate
僕は行くよ
Just keep going on and never look back
出典: ZERO/作詞:R・O・N 作曲:R・O・N
彼が未来の自分に送りたいのは、今自分が追いかけている夢を手に入れた輝かしい日々です。
そんな日々を手に入れるための努力というのは並大抵のものではないでしょう。
現実的に考えて、この世界は誰もが夢を叶えられる訳ではないというのはいうまでもないことです。
しかしそれでも前を見据え進んでいこうとするのには、自分ならできるという自信があるからなのではないでしょうか。
それは根拠のない自信ではなく「ゼロ」つまり彼にとっての始まりの日に感じた直感が自信となっているのでしょう。
5行目の英詞は、「今日は私自身の運命」という意味です。
「ゼロ」から運命に向かって走り出した彼は、自分を信じることで正しい未来を手に入れられると信じているのでしょう。
彼にとって、自分を信じることこそが夢に向かう原動力となっているのだと感じられます。
7行目の英詞は、意訳すると「進み続けろ、そして振り返るな」という意味。
この言葉こそ彼の自分を信じれば叶うというその姿勢を深く表しています。
「ZERO」は、自分を信じることで夢を叶えて行こうとする主人公の姿が描かれていました。
まとめ
今回は小野賢章の「ZERO」の歌詞をご紹介する記事をお届けしました。
主人公の夢に向かう一途な姿勢が私たちに日々を生きるパワーを与えてくれる楽曲。
小野賢章のイメージとシンクロする、その歌詞の直向きさがこの楽曲に説得力を与えているのでしょう。
楽曲を深く理解するのに、この記事が皆さんの役に立ってくれることを願ってこの記事を終わろうと思います。
最後に、この記事を読んでいただいた方にオススメの記事をご紹介しましょう。
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