アルバム「探せダイアモンドリリー」収録曲

=LOVE【いらないツインテール】歌詞解説!ツインテールがなくったって!?媚びて生きるのはやめた!の画像

今回注目した楽曲は、アルバム「探せダイアモンドリリー」に収録されています。

タイトルは「いらないツインテール」。

ふたつ結びがいらない?!

一見なんのこっちゃ?という感じですが、そこには可愛い成りして可愛いだけじゃない!

そんな女の子の強さを強調させる意味合いがあるようです。

ツインテールはアイドルの王道ですが、それをとっぱらった本当の姿を見せてくれているよう。

辛辣な歌詞にはさっしーらしい歯に衣着せぬ物言いが沢山詰まっています。

ローティーン向けのアイドルグループではありますが、歌詞から感じる強さは大人でもグッときます。

「いらないツインテール」の歌詞がさっしーらしいと話題!

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プロデューサーの指原莉乃は誰もが知っている国民的アイドルAKB48メンバーです。

引退してからは自由にのびのびとした発言や活動がますます注目を浴びています。

アイドルではありましたが、昔から彼女はサッパリした性格で物おじしない態度が人気でもあります。

周りの大人に媚びて笑顔を振りまくのではなく、自分の意思をもって発言できる

そんなイメージがありませんか?

テレビ番組にも引っ張りだこだった彼女。

コメンテーターやバラエティ番組での彼女の発言はアイドルとは思えない芯を突くものが多かったです。

しかし引退する最後まで、舞台ではアイドルを貫きました。

こんなにも立派に貫ける人も珍しいと思うほどです。

彼女はアイドルの中のアイドルだと思います!

そんな彼女が作詞をした「いらないツインテール」。

気になるその歌詞に迫ってみましょう!

歌詞を読み解いてみよう

自分を押し殺している女子たちへ

秩序守って並んだ
キレイに咲いた花へ
周りは守ってくれない
心の叫び 信じろ

叫べ! もっと! 生きろ! 強く!
叫べ! もっと! 生きろ! 強く!

出典: いらないツインテール/作詞:指原莉乃 作曲:和田耕平

引かれたレールの上をきっちりまっすぐに乗っかる女子たちへ宛てた言葉です。

1行目と2行目はみんなと同じ方を向きみんなと同じことを言う人たちの例えですね。

言いたいことをグッと押し殺して、なんでもないような顔をして。

嫌なことや間違ったことに「NO」と言えず、周りに合わせることで“出る杭”にならないように…

自分を出さず“守り”に入っている女子たちに向けたメッセージ。

“本当はわかってるんでしょ?自分の心の叫びを”。

そんなメッセージだと解釈できます。

強くあるために

否定ばっかの言葉は
負け犬からのプレゼント
赤く塗ったティントは
勝ちに行く 武装だ

出典: いらないツインテール/作詞:指原莉乃 作曲:和田耕平

負け犬の遠吠え。

まさにこのことをいいたいのではないでしょうか。

愚痴やネガティブなこと、否定的なことを言う人は往々にして何も成し遂げていない人です。

文句を言うのはいつも決まって無関係の部外者か愚かな当事者なのです。

そしてそんなネガティブ要素から身を守るための“武装”、それが真っ赤なティント。

ティントとは色落ちしにくい化粧品のことで、この場合リップティントですね。

真っ赤な口紅がここに出てくる主人公にとって身を守るための術

もしくは自分を奮い立たせてくれる材料なのです。

この先は(頭空っぽのふりして)
合わせに(行くのは)
やめるよ(限界)
ダサいじゃん?

頼らずに(生きられちゃうんだ ごめんね)
振り切ったスピード(Go on)
ここがジャンクション(Go on)

出典: いらないツインテール/作詞:指原莉乃 作曲:和田耕平

ここでは内に秘めたる本当の自分に気づいたのかもしれません。

括弧の中は心の声で、“もうこれ以上偽るのは無理!”といっているように思えます。

バカのふりして可愛い子ぶるのはダサいと気が付いたのでしょう。

誰かに頼っていくことより、自分自身に素直になっていく方が強くいられる。

そんなことに気が付いた主人公の気持ちではないでしょうか。

自分らしさで戦え女子たち!

「捨ててやるよ」

いらない!こんなツインテール
なくったって 勝てるんだ
戦え!虚像のこのエール
本気出せ 枯れるまで
お前に合わせて
生きてる訳じゃないんだよ
男ウケ?聞こえない
媚びる気ないよ 女子高生

出典: いらないツインテール/作詞:指原莉乃 作曲:和田耕平

MVで観るとこの1行目は思わず鳥肌が立つほどカッコよかったです!

その力強い目と言葉からは女の子の内に秘める強さが伝わってくるようです。

そしてもう、可愛いふりしたツインテールは自分には必要ないと悟ります。

“私が本気になったら何とだって戦える!”そんな勇ましささえ感じる歌詞ですね。

“女子高生だからって甘く見ないで!”

そんな蔑(さげす)んでみられることへの反論とも取れます。

本来の自分を見つけ、自分というものの在り方に気が付いたのでしょう。

強く、そして逞しいその姿は勇者のようでさえあります。