別の道に進むために糸を切る

It’ll never be fine
同じ場所は目指せない
進むためには
切り捨てることも必要でしょ

出典: never be fine/作詞:Miyuu 作曲:Miyuu

彼女が夢を追わなければ、二人は手を取り合って一本の道を歩んでいくことになっていたのかもしれません。

でも彼女の夢は、その道の先にはありません。

彼の小指と繋がった赤い糸は、彼女が離れようとするとピンと張って彼女を引き戻すのでしょう。

だから彼女は、糸を切ることを選んだのです。糸を切らなければ夢は叶いません。

彼女は彼に黙って糸を切るのではなく、理由を告げてから切ろうと思っています。

繋がっていると思い込んで引っ張った彼の落胆を、見たくなかったのでしょう。

彼女は確かに彼を愛していたのだと感じます。

しかし彼との人生を諦めてでも掴み取りたいものが夢だったのです。

夢が叶わない不安

It’ll never be fine
謝ればいい? そうじゃないでしょ
Just gonna be harder
また同じ繰り返し? Don’t you so?
だってこんなんじゃ baby
明日さえ暗く見えるわ
It’ll never be fine
忘れないよ
I’ll never forget what you said

出典: never be fine/作詞:Miyuu 作曲:Miyuu

傷つける言葉を投げているかと思えば、今度は謝罪です。

彼の行動と彼女の夢は無関係なのに「過去の過ちのせいで彼女は自分を捨てる」とでも思っているのでしょうか。

話の論点が大きくズレる上に、さらにこんがらがっていきます。

こうして口論をしても解決には至らず、二人の下にはいつも「to be continued」の文字が浮かび上がるはずです。

突破口すら見えない日々は影に覆われ、確かに見えている夢の輪郭もあやふやになってしまいます。

このまま時間ばかりが過ぎていき、夢を諦めざるをえなくなるのではないか。

日を追うごとに、彼女の不安は現実味を増していくのかもしれません。

もしも夢が叶わず彼と二人で人生を歩むことになったとしても、彼女は彼を愛せません。

なぜなら、彼が彼女を傷つけた事実は消えないからです。

彼女を失いたくないという思いで吐いた言葉でも、彼女が痛みを感じたのは事実。

言葉は、声になった時点で持ち主を離れ、持ち主が何を思おうと「刃は刃」なのです。

言葉の力を痛感する『never be fine』

Miyuu【never be fine】歌詞の意味を徹底解釈!男女の駆け引き…“あるある”に共感の画像

恋愛経験があれば、思わずドキッとしてしまうようなフレーズがあるのではないでしょうか。

もしくは「分かる!それやられたことがある!」などなど。

男だから、女だからではなく、別れたくないと思えば女々しくなりますし、流されたくないと思えば強くなるものです。

また、この曲で感じたことが「言葉の力」です。

曲中で「Lyric」という単語が登場しますが、言葉に込められた思いに気づくことはとても重要だと感じました。

そして彼女が「忘れない」と言った彼の言葉も同様です。

傷つけるつもりはなかった、と後出しの言い訳は通用しません。

心についた傷は癒えることはあっても痕として残り、何かの折に痛みます。

シンガーソングライターであるMiyuuは言葉の力を理解しているはずです。

『never be fine』のLyricに込められた感情は、多くのリスナーの心に届くことでしょう。

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Miyuuと同様にYouTube出身アーティストといえば「MACO」です。

2017年にリリースされた1stシングル『恋するヒトミ』恋愛女子の応援歌!

MACOの2017年第一弾シングル「恋するヒトミ」。前作「恋心」は初恋を優しく歌ったバラードでしたが、「恋するヒトミ」は曲調もアップテンポになり、恋する女の子たちを応援する、明るくポップな楽曲に仕上がっています。

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デビューシングル『スタートダッシュ』では不安を払拭した経験から生まれる前向きさが歌われています。

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