歩き方も話し方も
あの頃のままで変わらないね
でもなんだかちょっと君の顔が
大人びて見えて胸がきゅっと痛むよ
出典: 愛を教えてくれた君へ/作詞:内田旭彦、森綾乃 作曲:内田旭彦
人というのはそんなに簡単には変わらないもの。
いくら変わって見えても、仕草や性格に面影が残るものです。
そうは言っても歳を重ねていくことは避けられません。
死んでしまった主人公からすれば、今の彼女の姿が自分と過ごした頃とは違うように思えてしまうのでしょうね。
いつ終わりがやって来るかわからない
別れが来ることをはじめから知っていたなら
おはよう ありがとう ごめんね おやすみを
もっとちゃんと言えていたかなって
後悔しているよ
伝えたい言葉で溢れてる
出典: 愛を教えてくれた君へ/作詞:内田旭彦、森綾乃 作曲:内田旭彦
身近な関係であればあるほど、いい加減になってしまう言葉のやり取り。
死んでしまえばもう、言葉を伝えることは出来ません。
どんな関係もいつ終わりがやってくるかわからないもの。
想いを伝えることの大切さに気付かされるような内容になっていますね。
今の彼女を感じたい
今の君に触れてみたい
この手で強く抱き締めたい
君がいないこの世界から今日も
名前を呼ぶよ
出典: 愛を教えてくれた君へ/作詞:内田旭彦、森綾乃 作曲:内田旭彦
自分が知っているのは昔の彼女で、今の彼女はまた違う。
触れて、抱きしめて今の彼女を感じたい。
自分も共に歳を重ねていきたかったという想いが描かれていますね。
まぶた閉じればいつもそこに
愛しい日々が蘇るよ
涙色濡れた思い出さえも
切なく煌めく
出典: 愛を教えてくれた君へ/作詞:内田旭彦、森綾乃 作曲:内田旭彦
例え悲しい思い出だって、大切な人とのものなら愛おしく思える。
主人公の彼女への想いの強さが表現されています。
景色は変わっていくけど
空の色や街の音が変わっても
想いは消えずに残ってゆくんだね
だからせめてこの声が届いてほしいよ
君へ
出典: 愛を教えてくれた君へ/作詞:内田旭彦、森綾乃 作曲:内田旭彦
景色というのは、年月と共に変わっていくもの。
しかし、主人公ほどの強い想いなら、それは風化することはないのではないでしょうか。
いつまでも彼女への気持ちが残っていることが、想いの強さの証明。
それを今届けたいと願う主人公が描かれています。
やはり願うのは彼女の幸せ
今の日々を愛していて
そこには僕はいないけれど
同じ時代(とき)を共に生きていたこと
忘れないでいて
もしも生まれ変わるのなら
僕らが笑い合えるのなら
愛を教えてくれた君とまた
もう一度巡り会いたい
愛を教えてくれた君へ
出典: 愛を教えてくれた君へ/作詞:内田旭彦、森綾乃 作曲:内田旭彦
最後のクライマックスに来て、先程の思惑とはまた逆のメッセージが登場します。
主人公は自分を忘れないでほしいという想いと、彼女の幸せを願う想いを持ち合わせていました。
自分と過ごした日々があってこその幸せであってほしいという主人公。
自分が彼女と一緒に居られない日々への嫉妬を見せながらも、最終的にこの優しさに辿り着くのもいかにも人間らしいですね。
これだけ想ってくれた人を彼女が忘れることはないでしょう。
生まれ変わりがあるのなら、きっと2人はまた巡り会えるのではないでしょうか。