【CHIHIRO/RESET】泣けると人気の歌詞を紹介！タイトルに込められた意味とは？片想いソング

恋はタイミングが大切と一般的にいわれます。

女性と男性、お互いが同時に相手に恋を感じたならそこから恋愛は始まります。

二人のタイミングが揃わず主人公ひとりが恋に落ちてしまい深みにはまってしまった。

そんな思いが描かれています。

片思いである間の恋は自分だけの感情です。

主人公は自分のどうしようもない思いに振り回されます。

振り回される自分に悲しみと哀れみを感じて、のたうち回るような苦しみの中にいることが伺えます。

感情に振り回されてしまったとき、ひとは正常な判断ができなくなるものです。

他人事や、冷静なときには把握できる現状がみえなくなります。

振り向いてはくれないひとを好きになってしまった主人公です。

彼女は、どうしようもないほどの「好き」という感情に支配されます。

そして、自分の取るべき方向が見えなくなっていたことに、ここまで来て気づいたのです。

恋は感情で生まれます。感情はひとの正常な判断を狂わせます。

恋する感情がふたり共通に生まれたならその恋は昇華しますが、片思いは自分のこころを焼き尽くすのです。

らしくあるために、というフレーズは主人公が最後のプライドを振り絞っていることを示しています。

歌の終わりで、主人公が前を向いて歩きだそうとする姿が描かれています。

片思いはひとりぼっちの戦いです。

片思いで、自分の想いを正当化してしまうことがあります。

そうすることで相手を無理やり加害者にみたてどんどん自分がみじめになるのです。

主人公の女性は、そんな片思いの法則になんとなく気づいています。

気づきながら、共犯者になってくれない相手を恨む前に自分の気持ちを断ち切ることを決めて旅立つのです。

主人公は片思いからただ卒業するのではありません。

笑顔すら忘れてしまった自分の想いをリセットしたいと決意しています。

片思いを自分の手で終わりにし顔をあげた主人公です。

彼女が、次にはしあわせな恋をつかむよう祈らずにはいられない切なく女性らしい一曲です。