稲垣吾郎【SUZUNARI】MV解釈♪川谷絵音が作詞作曲！「東京BTH」主題歌の美しい物語に浸ろう！

歌詞を見ていると、女性への想いというよりもどうしてもSMAPへの想いの方を強く感じてしまいます。

有名なアーティストは、忙しい時期はただ必死で歌っているだけだといいます。

ピンクレディーも、活躍していた時期のことをほとんど覚えていないと語っています。

今ではもう曖昧な過去の記憶。

稲垣さんも、忙し過ぎて自分が何をしているのかよく分かっていなかったのかもしれません。

もはやSMAP時代は稲垣さんにとって夢のようなぼんやりとした時期なのかもしれません。

「稲垣吾郎」というキャラを演じてきたような。

でも今度こそ、はっきりと自分を表現しながら歩んでいきたい。

夢ではなくはっきりとした人生を歩んでいきたいという強い想いが伝わってきます。

美しいキャラとして歩んできた稲垣さんですが、もっと美しく輝きたいという想いは人一倍強いようです。

これからもっとスタイリッシュに自分の道をしっかりと歩んでいくことでしょう。

スモークの中を1人歩く女性を見ていて、ふと思ったこと。

それは、彼女はSMAP時代の稲垣さんを象徴しているのではないかということでした。

もしかしたら、彼女はSMAPの「稲垣吾郎」。

美しい容姿で思い切りおしゃれを決め込むこの女性こそが、昔の稲垣さんなのでは？

という思いが頭をよぎりました。

ブランド品に身を包む彼女ですが、もしかしたらこのような姿を偽物の姿と感じていたのではないでしょうか。

MVの途中で、家に帰って素に戻る2人の姿があります。

髪をおろした彼女の見つめる先は、今の稲垣さん。

この目線が妙に意味深です。

彼女は美を装っていた自分なのかもしれません。

しかしその自分を全て否定するわけではないのです。

ちょっぴりなら美化してもいい。でももっと自分らしくありたい。

そういう心情なのかもしれません。

最後のフレーズから、前の自分も受け入れて新たな人生を歩んで行きたいという想いが感じられます。

MV映像では、美しい彼女は今まで身にまとっていた重そうな服を脱ぎすて、髪を下ろします。

その姿は今までになかったくらい美しくキラキラと輝いています。

そしてその顔には笑顔があります。

今までの自分を脱ぎ去り、さらに磨きをかけて自分らしく輝いているからこそこんな笑顔が出るのでしょう。

笑顔ってこんなにも素敵なものなのですね。

同じ人でも笑っているとこんなにも美しく見えることに驚かされます。

そんな彼女をモデルにし、満足そうに写真におさめた稲垣さんにも満足そうな表情があふれます。

そして、今まで登場していた重そうな衣装を着た女性はその場を立ち去ります。

稲垣さんが最後に見せるこれでよかったのだという満足そうな表情は、忘れることができません。

今までの人生を振り返り、究極の美を追求する稲垣さん。

これまでの自分を忘れることなく、これからも一層大人の魅力を増していくことでしょう。

「SUZUNARI」は、これからも変わらない稲垣さんと、変わってゆく稲垣さんが交差する複雑な曲。

MVからは、スタイリッシュなスタイルにこだわる稲垣さんの美しさが感じられました。

美形担当の稲垣さんは健在ですね。

以前より深みを増した歌声と男の色気を存分に楽しめる作品でした。

稲垣吾郎さんは、「SUZUNARI」で全く新しい色気のある魅力を見せてくれました。

今までもこれからも変わらないSMAPへの想いも伝わってきました。

今回稲垣さんの「SUZUNARI」が気に入った方は、SMAPの曲を改めて聴いてみるのもおすすめです。

惜しくも解散してしまったSMAPの名曲を聴きながら、過去の思い出に浸ってみるのもまた良いものですよ。