強くなるためには努力するしかありません。
とにかく自分に厳しくすること。
それは時に自分の心や身体を傷つけてしまうことかもしれません。
しかし、それにおびえていては強くなれません。前に進めません。
そして強くなった自分で次の日を迎えるのです。
後悔を乗り越えた最強の自分
冒頭のサビが繰り返されますが、一番の歌詞を受けているのでかなり深読みできます。
自分がどんな状態なのかをイメージしましょう!
全て自分のこと
今日から一番
たくましいのだ
お待たせしました すごい奴
出典: バリバリ最強NO.1/作詞:DARIA 作曲:FUYUKI
傷つき、後悔しきった後の自分はもう「最強の自分」です。
そして後悔は昨日で終わっているので、今日が「一番強い自分」。
三行目の「奴」ももちろん自分です。
ここまで言いきってしまうのは少し傲慢な気もします。
ただ、そうではありません。
たゆまぬ努力に裏付けられているからこそ言い切れるのです。
そんな心の在り方も「最強」たるゆえんかもしれません。
一番なのは、自分の中で
今日から一番
カッコイイのだ
バリバリ最強NO.1
出典: バリバリ最強NO.1/作詞:DARIA 作曲:FUYUKI
この曲のサビでは「一番」であることが繰り返し強調されます。
「最強」「NO.1」も同じ意味ですね。
いやいや、他にもすごい人なんてたくさんいるだろう?
そんな疑問も浮かんできますが、ここでは関係ありません。
なぜなら、比較しているのは「自分と」だからです。
昨日の自分より、今日の。
今日の自分より、明日の。
一番を更新していくのです。
だから、「今日の自分」が一番で最強でNO.1なのです。
一人じゃないことの「強さ」
二番の歌詞では「一人であることの弱さ」に焦点があたります。
要は、「弱い奴の条件」を提示し、そこから強い奴とは?という疑問を解消していくわけです。
なんでもできてしまうと?
器用な指先は
言葉を欲しがらない
夢語りあう友の
ぬくもり知ることもない
出典: バリバリ最強NO.1/作詞:DARIA 作曲:FUYUKI
器用に自分で何でもできてしまう人、どこにでもいると思います。
それだけ聞くと非常にうらやましいものです。
自分が不器用であればなおさら。
しかし、自分で何でもできてしまうがゆえに、他人の助けがいりません。
誰かに聞くことすらしません。自分でできてしまいますから。
でも、それは寂しさにもつながります。
誰かと将来やりたいこと、なりたいことでさえ話す機会がないのです。
一人でいること、それが自然な状態になってしまいます。
孤独はかっこいい?
“孤独が好き”なんて
カッコツケシーでしょ
一人で泣いてみな
おそらくドツボでしょう
出典: バリバリ最強NO.1/作詞:DARIA 作曲:FUYUKI
性格的に「一人がいい・気楽」という人もいると思います。
しかし、それを強がりで言っている人もいるのではないでしょうか。
カッコつけているだけなのです。
強がっていられる間はいいですが、それが崩れてしまったとしたら。
例えば悲しいときに、周りに誰もいない。
自分ひとりで悲しみを受け止めなければならないとしたら…。
耐えられる人は少ないのではないでしょうか。
一人で立ち向かわないときもあります。
でも自ら一人になること、それは弱さであるといっているようです。