ドラマ「ハケン占い師アタル」主題歌
主演は杉咲花
「ハケン占い師アタル」は「過保護のカホコ」で知られる遊川和彦さん脚本のオリジナルドラマ。
主演の杉咲花さん演じる的場中(まとばあたる)はイベント会社の派遣社員という役どころです。
ただし人の心を読む能力があり、かつては天才占い少女。ひそかに占いを行う……という内容。
共演は小澤征悦さん、志田未来さん、間宮祥太朗さん、志尊淳さん、及川光博さんなど豪華です。
JUJUさんの「ミライ」は2019年1月から放送のこのドラマの主題歌。納得のタイトルでしょう。
実際に人の心を読むことはできないわけですが、もしできたら未来がわかるかもしれません。
未来の自分を想像することで、今が苦しくても頑張ろう!と前向きになれるなら素敵な話です。
もちろん現実には明日すらわかりませんが、夢のあるドラマを見ながら未来に期待したいもの。
「ミライ」リリックビデオ
2019年1月31日の配信スタートに先駆け1月30日に公開された「ミライ」のリリックビデオ。
フルバージョンではありませんが、たっぷりと1番を聴くことができます。
JUJUさんの温かい歌声に癒され、しんみりしつつ優しい気持ちになった人も多いことでしょう。
この「ミライ」の歌詞についてじっくり解説していきます。
ねごと蒼山幸子作詞!「ミライ」歌詞解釈
「ミライ」はJUJUさんの歌声が素晴らしいわけですが、繰り返し聴くほど刺さる歌詞も評判。
実は4ピースのガールズバンドねごとのボーカル&キーボード蒼山幸子さんの作詞です。
ねごとは2007年結成、2010年にメジャーデビューしましたが、2019年7月20日に解散します。
解散が発表されたのは2018年12月28日のことでした。
ねごと解散後の未来
JUJUさん「ミライ」の作詞は最初から蒼山幸子さんに決まっていたわけではなかったそうです。
2018年11月頃にコンペに応募、12月21日に正式決定、12月26日に録音という流れでした。
つまり、ねごとの解散発表直前。しかもクリスマスは缶詰め状態で作詞作業をしたとか……。
もちろんJUJUさんらしい歌物語をイメージするのが大前提、しかもドラマの主題歌です。
さらに裏テーマとして、ねごと解散後の未来を生きる蒼山幸子さん自身も盛り込まれています。
2018年10月24日に公開された、ねごと「サタデーナイト」のライブMVをご覧くださいませ。
「生き残りたい」という心からの叫びが涙を誘います。ねごとの解散は前向きなことだそうです。
ただ、解散が発表された後に改めて聴くと、そこに至るまでの悩みが想像されて……号泣。
JUJUさん「ミライ」の裏テーマを理解するために、こちらの記事もチェックしてくださいませ。
ねごと「サタデーナイト」の歌詞&MVを解説!臨場感あふれる美しい映像があなたを別世界へ誘う…! - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
BOOM BOOM SATELLITES(ブンブンサテライツ)の中野雅之プロデュース!DEVICEGIRLS(デバイスガールズ)のVJとコラボしたねごと「サタデーナイト」のライブMVは神々しい光にあふれています。エレクトロ色の強まった、ねごとの新境地を応援しましょう♪
過去には夢も星もあった
誰もまだ知らない夢と
夜更かしした頃は
見上げた空に
散らばる星も近く見えた
歩道橋から 見下ろした街は今
さみしげな光が 揺らめくけど
出典: ミライ/作詞:蒼山幸子 作曲:三橋隆幸
ドラマ「ハケン占い師アタル」の主題歌なので、未来というテーマがイメージされたのでしょう。
ただ、未来のことを考える前に、過去と現在をしっかり確認するところから歌詞は始まります。
長い人生、若ければ若いほど未来の時間は長く感じられるもの。夢も無限に広がるでしょう。
実際に過去を振り返ると、さまざまな夢を想像しながら夜更かしすることもあったわけです。
たくさんの夢を思い描くことができた……ということ。白紙の未来が広がっていたのでしょう。
ああしたい、こうしたい……散らばる星のように具体的な目標が輝いていたイメージです。
キラキラとした過去を回想している現在。つまり過去からすると未来ということになります。
想像どおり夢は叶ったのでしょうか。煌めいていた星々は輝きを増しているはずですが……。
残念ながら、光が消えたわけではありませんが、どうやら過去に想像したほどではない模様。
昔は空を見上げていましたが、今では街を見下ろしています。
たしかに過去はあんなに輝いていたのに……と思い当たる人も多いかもしれませんね。