楽曲について
「STAYIN' ALIVE」はJUJUの2020年第一段のシングルです。
天海祐希主演のドラマ「トップナイフ―天才脳外科医の条件―」の主題歌となっています。
プロデュースを務めるのはゆずや米津玄師など多くのアーティストの楽曲を手がけた蔦谷好位置。
盤石の布陣で送られる楽曲は、力強い歌声で私たちの日々の不安や悩みをはねのけ、勇気づけてくれます。
見える景色を変える
叶えたい夢
涙流せば虹が出るセオリー
もう飽きちゃってる
夢もそろそろ叶ってくれなきゃ
やってらんないんです
出典: STAYIN' ALIVE/作詞:磯貝サイモン 作曲:湯原聡史
雨の後の空に七色の橋が架かるように、悲しみの後には良いことが待っているという話はよく聞きますね。
一見良い言葉のように思えますが歌詞からはもううんざりだという気持ちがみえます。
いくら良いことが起こったとしても、何度も繰り返し悲しみや悔しさを感じ続ければ嫌になるでしょう。
たとえその後に小さな幸せがあろうと、夢や目標にたどり着いた達成感が得られなければ意味などありません。
いい加減、夢が叶うくらいの幸せが欲しいというものです。
辛いだけで何も得られないのであれば、頑張り続けることなどできませんね。
考え方次第
悩みの種を胸に埋めるたび
ため息をひとつ
お先真っ暗ってそれ
目を塞いでるだけ
出典: STAYIN' ALIVE/作詞:磯貝サイモン 作曲:湯原聡史
日々生きている中で、悩みや辛いことはどんどん増えていきます。
一つ増える度に胸がもやもやして心が沈んで、どんどん憂鬱になってしまうのです。
吐く息も重たく、気分もなんだか上がりません。
この先の人生、どうなってしまうのだろう。そんな不安が膨らんで未来への希望が見えなくなるようです。
誰でもそんな経験はしたことがあるのではないでしょうか。
この歌はそんな不安に一つの気づきを与えてくれます。
先が見えないのは、自分で目を閉じてしまっているからなのです。
暗いトンネルを抜けた先に、美しい景色が広がっている。
その兆しである光が見えていたとしても、目を閉じていれば気づくことができませんね。
何事も自分の捉え方次第なのです。しっかりと目を見開いて前を向き進んでいけば、確かな希望が見いだせます。
ネガティブではなくポジティブにいきましょう。そんなメッセージがみえます。
マイナスを楽しく
劣等感と今日もセイハロー
愚痴だって歓迎ね
困難ってこんなもんだっけ?
かかってきなさい未来
出典: STAYIN' ALIVE/作詞:磯貝サイモン 作曲:湯原聡史
自分が他人よりも劣っていると感じるコンプレックス。なるべく感じたくはないものです。
歌詞はそれさえも前向きに受け止めようとしています。
軽やかに挨拶を交わすように、気楽に向き合っていこう。
マイナスの感情を否定するのではなく、そんな自分を受け入れることですっと楽になります。
愚痴をこぼしたっていいのです。自分のものも他人のものも全て迎え入れていきます。
そんな気持ちで物事を受け止められれば、困難もどうってことありません。
目の前の壁を高いと感じるか低いと感じるか、それは自分の心次第なのですから。
どんな未来も強気で迎え撃とう。力強い言葉が背中を押してくれます。
鮮やかな生き様
華麗に咲く花なら華麗に散っていけ
やり直せないミステイクも
笑い飛ばせたらスパイス
出典: STAYIN' ALIVE/作詞:磯貝サイモン 作曲:湯原聡史
花火のように鮮やかに、瞳に焼き付くような一瞬の輝きを放って潔く消えてゆく。
そんな生き方が素敵なんだ、とサビでは高らかに歌い上げます。
取り返しのつかないほどの大失敗も、笑いに変えてしまえば人生を引き立てる豊かな旨みとなるのです。
遠回りしたって損じゃない
理想ってなんだっけ?
一度きりの今なんだから
命枯れるまで逃さないでチャンス
出典: STAYIN' ALIVE/作詞:磯貝サイモン 作曲:湯原聡史