無駄なものは何一つない

And everything turns to dust to dust
逃げ続けた轍もいつか
誰かが歩くための道に変わるなら
forget-me-not

出典: forget-me-not/作詞:ハヤシケイ 作曲:rui

少しづつ前向きな気持ちになっている歌詞の主人公。

自分の経験が、同じような経験をした人間の役に立つのならそれで良いと言っています。

そして、出来れば自分を忘れないで欲しいとも。

「真実の愛」とは何だと思いますか?

著者は「無償の愛」…見返りを求めない愛のことだと思います。

主人公はそういった「無償の愛」の持ち主ともいえるのかもしれません。

元気でいて欲しい

生きづらい世の中で

肺呼吸の深海魚や
風に上手く乗れない鳥も
どこかで旅をしているのかな
出会うことはなくても
そこにいる
それだけで それだけでいいよ

出典: forget-me-not/作詞:ハヤシケイ 作曲:rui

いかにも生きてゆくのに苦労しそうな動物たちが登場しますね。

これは「生きづらさ」を感じている人間を例えているのだと思います。

歌詞の主人公は自分と同じような「生きづらさ」を抱えている人間の存在を考えているわけです。

そんな人間はいわば自分の仲間のようなもの。

一方的にシンパシーを感じている主人公は、彼ら及び彼女たちの存在に救われているのはないでしょうか。

実際に会って言葉を交わさなくても、同じように頑張って生きているだけで充分励みになると言っています。

たとえ何も残せなかったとしても

体は灰へ変わって
記憶は塵へと化して
歴史の一文字も満たさず終わるだけ

それでも彼方を目指す
それでも証を探す
生きた理由を知りたくて 意味を残したくて

出典: forget-me-not/作詞:ハヤシケイ 作曲:rui

死んで身も心も消えてしまう…

確かに死んでしまえば全て消えてしまうのは事実です。

でも、全ての人間がそれを受け入れて空しく生きている世の中はきっと退屈でしょう。

何かを残そうと懸命に生きる人間。

その姿は滑稽でもあり、同時に美しくもあります。

辛くても生きてゆく

Oh Everything turns to ash to ash
命は彼方を目指す
消えることない罪と痛み 抱き締めて

出典: forget-me-not/作詞:ハヤシケイ 作曲:rui

過去の失敗と心の傷を抱えて、前へ進み出す主人公。

この曲の歌詞は情けない自分にきちんと向き合って、未来へと歩き出すというのがテーマなのかもしれません。

どうか忘れないで

And everything turns to dust to dust
倒れて土に還るとき
せめて小さな花がほら 咲きますように
forget-me-not
forget-me-not
forget-me-not

Ash to ash, dust to dust
どうか忘れないで

出典: forget-me-not/作詞:ハヤシケイ 作曲:rui