KEN☆Tackeyのデビューシングルに収録
三宅健&滝沢英明の黄金コンビ
2018年7月18日、V6の三宅健さん・タッキー&翼の滝沢秀明さんが「KEN☆Tackey」というユニットでデビューしました!
以前から滝沢さんのプロデュースする舞台「滝沢歌舞伎」で二人は共演していたので、満を持してという形です。
そんなKEN☆Tackeyのデビューシングルが「逆転ラバーズ」。
こちらのシングルの通常版には、豪華8曲が収録されています。
今回は、こちらの同シングルのカップリング曲のひとつ、「蒼き日々」の曲名と歌詞の解説をしていきます。
また、三宅健さんと滝沢秀明さんが踊る注目のMVにも触れているので、どうぞ最後までお楽しみください♪
タイトルの意味は?
「蒼」から連想されたものとは
早速、この曲のタイトルから見てみましょう。
タイトルに入っている「蒼」ですが、蒼とはどんな色かご存知でしょうか?
蒼は「あお」と呼ぶので、ブルー系の色だと思っている方も多いかもしれません。
しかし、もともと蒼が指しているのは、草木の色。
つまり蒼とは、色の中では青というよりは緑に近い色なのです。
また、蒼には、「枯れ草のようなくすんだ色」という含みもあります。
そこから派生して、生気や元気がない、慌てふためいている、という意味でも使われます。
この漢字が「顔面蒼白」という単語にも使われていることからも想像できますね。
このことから考えると、「蒼き日々」というタイトルからは辛く苦しい心情を抱えている日々が連想できます。
この曲のサビには、和風の歌詞がところどころに散りばめられていることも注目ポイント。
そして、タイトルに使用されている「蒼」という言葉も、日本らしいモチーフです。
英語の単語やフレーズを多く使うするJ-POPも多いなかで、和風の歌詞となっているのは、この曲の特徴と言えるでしょう。
そういった点にも注目しながら、まずは「蒼き日々」のサビを解釈していきましょう。
サビの歌詞の意味とは?
勇ましいイメージが感じられる
燃え滾る情熱、夢、そのままに
駆け抜ける猛虎の如き意志
それが俺達の蒼き日々
出典: 蒼き日々/作詞:町屋 作曲:町屋
これが、「蒼き日々」の最初のサビです。
最初の二行からは、「燃え上がるような熱くて勢いのある意思や夢」をイメージすることができますね。
文字通り勇ましい虎を意味する「猛虎」は、屏風などにも描かれる、日本的なモチーフの一つですね。
また、「如き」は平安時代に成立した歌物語、「伊勢物語」などでも使用される古語の一つです。
主人公の勇ましい意思が感じられましたが、その後に続く歌詞は一転して悲しい雰囲気となっています。
燃え上がるような情熱や夢が、「蒼き日々」であるということはどういうことでしょうか?
それを考えるため、二番・三番のサビの歌詞も見てみましょう。
歌詞が歌っているのは過去の話
燃え滾る情熱、夢、そのままに
駆け抜ける猛虎の如き意志
誰も届かない場所
咲き誇れ薔薇の様に鮮やかに
命の炎を輝かせた
二度と忘れない蒼き日々
出典: 蒼き日々/作詞:町屋 作曲:町屋
こちらが、「蒼き日々」二番・三番のサビです。
最初の二行は、一番と同じですね。
三行目から五行目の歌詞を見ると、誰も到達していない夢を実現させるために情熱を盛り上がらせているという状態だと読み取れますね。
そして、それに続いて「蒼き日々」という歌詞が置かれていることからは、その夢が達成されないことを暗示していると考えることができるでしょう。
また、「二度と忘れない」という歌詞があることから、この「蒼き日々」は過去のことと読み取れます。
サビの歌詞は情熱を持って夢に向かって進んでいたけれど、ついにその夢が達成されることはなかった…
そんな切ない思い出を振り返っていると考えられますね。
次に、サビ以外の歌詞を見ていきましょう。
サビ以外の歌詞を見れば、この歌の歌詞で「俺」ではなく「俺達」が使われている理由がわかります。