きらめく星

遠い光

百億光年の誰かの願いが光ってる
時間はかかっても確かに届いたんだ
今日は叶わなくても信じ続けてみたいな
いつの日にか僕の願いも届くはずだから

出典: 百億光年/作詞:ロザリーナ 作曲:ロザリーナ・亀田誠治

夜空に光る星々を願いに例えています。

人は星を見ると願いをしたくなるのでしょうね。

有名な曲としてディズニーの「星に願いを」を思い浮かべた人もいるのではないでしょうか?

美しいメロディと、実はメッセージ性の強い歌詞。ディズニー映画「ピノキオ」の主題歌として作られた「星に願いを」について書きました。名曲と呼ばれ続けるその理由に迫ります!

光年というのはよく間違えられますが、距離の単位です。

光で百億年かかるような距離からでも、星の光は届いています。

夢を想い続ければ、彼女の願いもいつかは誰かに届くかもしれません。

それは今日明日のような、短い期間では到底不可能です。

星々の光だって長い年月をかけないと、届かないのですから。

僕の影法師

形を変えながら歪みながら歩いてく
照らす街灯の数だけの僕
どうしようもない僕も願い叶えたい僕もやめたい僕も
どれも本当の僕だな

出典: 百億光年/作詞:ロザリーナ 作曲:ロザリーナ・亀田誠治

彼女の中の理想像と、今の自分は全然違うのでしょう。

夢を追いかけていくうちに、妥協を覚えました。

自分の信念を曲げたときもあったのかもしれません。

街灯の光は、いまの彼女の姿を影として地面に落とします。

壁にぶつかって曲がった僕の影、長く延びた薄い影、足元のくっきりとした影。

ゆがんだ僕も、まっすぐな僕もどれもが自分の姿だと知ります。

ダメな自分も良い自分も全てをひっくるめて、彼女という存在を作っているのです。

彼女の火

溶けてしまったチョコレート

小さい頃握りしめてた
溶けたチョコ 原型はもうなくても大事に思った

出典: 百億光年/作詞:ロザリーナ 作曲:ロザリーナ・亀田誠治

小さい子は好きなものを肌身離さず持ちたがりますね。

彼女も幼少の自分を思い返しています。

握り締めて離さないくらいに好きだったものがあった。

それは何かのキャラクターかもしれませんし、動物かもしれません。

当時の自分が、何を好きだったかはもう覚えていません。

それでも、何かを好きだと思った感情はいまも彼女を夢へと動かしています。

消えない炎

何度も逃げたいと心の火に降る涙
そんなんじゃ消えやしない変わらない火があるから
明日叶わなくてもまだ消えはしないのなら
あと少しだけ僕の心に従ってみるかな

出典: 百億光年/作詞:ロザリーナ 作曲:ロザリーナ・亀田誠治

“心の火”は夢への情熱です。

社会の厳しさを知り、何度も人知れずに涙を流しました。

「私はこの仕事に向いていないんじゃないか」とその度に自問自答します。

それでも握り締めていたチョコを思い出して、彼女はまた歩み始めます。

この火がいつ消えてしまうのかは誰にも分かりません。

明日には消えているのかもしれない、そのくらい弱々しい火。

でももしこの火が続くのなら、もう少し自分の夢に向きあっていたい。

彼女の火は、夢と現実の狭間で揺れ動いています。

固まる決意