「LOVE TRIP」は恋人と一緒に居る意味についてを歌った1曲です。
ここからはその歌詞を順を追って読み解いていきます。
恋人との良好な関係のなんたるかを思い出させてくれるような内容になっていますよ!
伝える前に自己完結
溢れる思いは幾つもあるけど
君に伝えたい言葉は幾つもないな
喜びも悲しみも分かち合う前に
僕の心で溶けていってしまうんだ
1.2.3.で息を吸って吐いてくだけで
こんなにも簡単に失くしてしまえる
出典: LOVE TRIP/作詞:北澤ゆうほ 作曲:北澤ゆうほ
喜びも悲しみも分かち合える…みたいなのって理想の恋人像ではないでしょうか。
それを真っ向から否定するような歌い出し部分。
「伝える前に自己完結しちゃうよ!」と言っています。
一見すごく淡白にも思えますが、この歌詞にも味わい深い意味が隠されているんです!
続きを読み解いていきましょう。
一人になっても大丈夫だからこそ
だから僕は行くんだ
この恋もこの唄も越えて今
消えないでと願うほどに
握った手の力は弱くなった
君がいなくても僕は息を続けるよ
でも、それでも君が必要なんだ(ねえ)
出典: LOVE TRIP/作詞:北澤ゆうほ 作曲:北澤ゆうほ
今している恋が未来永劫続くなんて保障はどこにもありません。
そして執着すればするほど、恋は不思議と離れていってしまうもの。
きっと執着は成長をもたらさないからではないでしょうか。
お互いに成長のない関係なら、一緒に居る意味もなくなってしまいます。
恋人と別れたからといって死ぬわけではありません。
一人でも進んでいける強さを持つからこそ、恋人とも良い関係を築いていけるのではないでしょうか。
分かり合うだけが恋愛じゃない
本当の事はいつだってさ
感情の陰に埋もれて見えなくなってる
だから僕らはこうやってさ
手を握るよ、笑いあうんだよ
1.2.3.で息を吸って大きな声で
僕らはここにいるんだって叫んでやりたい
出典: LOVE TRIP/作詞:北澤ゆうほ 作曲:北澤ゆうほ
例え恋人同士であっても、全て包み隠さず付き合えることは稀ではないでしょうか。
お互いに隠しておきたい部分、分かり合えない部分というのはあって然るべきです。
だからこそ「それでも愛している」と愛情表現をするのでしょう。
相手の全てを知っていなくてもいいんです。
全てを分かり合えなくても、愛し合うことは出来ます。
それが彼女に惹かれた理由
だから僕らは行くんだ
綻びも過ちも越えて今
握っていた手が離れても
なんにも怖がることなんてないよ
僕がいなくても君は大丈夫さ
だから君を選んだんだ
出典: LOVE TRIP/作詞:北澤ゆうほ 作曲:北澤ゆうほ
彼女を選んだ理由は「自分がいなくても大丈夫だから」という矛盾したようなもの。
これは一人でも進んでいける彼女の強さに主人公が惹かれたことを表しています。
強い心を持つ恋人がいるから、自分も強く障害を乗り越えていける。
彼女とのお互いに自立した関係が主人公を強く成長させたのでしょうね。
恋人はかけがえのない存在。
しかし何もかも頼り切っていたり、逆に全て言うことを聞くような関係は良いとは言えません。
そういう関係が良くないなら、なんのために恋人と一緒にいるのでしょう?
その答えは、この歌の中に込められていましたね。
お洒落なコード進行を紹介
「LOVE TRIP」はコード進行もとてもお洒落。
その内容を見てみると、すごく作りこまれた進行になっているんですよ。
ここではそんなコード進行を一部紹介。
ギターを演奏する人は参考にしてみてください!