人の心に届く歌
耳に残るフレーズ
生きててよかった
生きててよかった
生きててよかった
そんな夜を探してる
出典: 深夜高速/作詞:鈴木圭介 作曲:鈴木圭介
叫ぶように歌われるサビ。
ボーカルの鈴木圭介さんの熱い声が強く胸を打ちます。
曲の全てを知らなくとも、ここだけは耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
初めて聞いた人にもインパクトを与える、印象的なフレーズです。
タイトルは「深夜高速」。
熱い歌とは裏腹に、真暗な情景をイメージさせる題名がついています。
「生きててよかった」ことを歌っているのかと思いきや…
歌詞を見てみると「生きててよかった」と繰り返しのフレーズが続きます。
しかし、その後に続くのは「そんな夜を探してる」という一文。
つまりまだそのように思えていないということでしょう。
ではなぜこの印象的なフレーズが繰り返されるのか。
その理由を中心に、この曲の真髄に迫ります。
時をこえて
じわじわと高まった人気
この曲は元々ライブ会場限定で販売されていました。
しかし人気が高まり、2004年にシングルとしてリリースされます。
その後「深夜高速」だけを様々なアーティストがカバーしたアルバムも発売されました。
それによりさらに知名度が上がったといっても良いでしょう。
成人の日にNHKの番組にメンバーが出演し、この曲を演奏したこともあります。
まさに老若男女の心に響く歌である証ですね。
バンドの来歴
以来精力的に活動を続けています。
しかしその道のりは決して平坦なものではなかったようです。
メジャーデビュー後に一度インディーズに戻り、再度メジャーへ。
そして現在はインディーズの自主レーベルにて活動しています。
2015年には日本武道館でのライブも成功させました。
そして彼らの道のりは今もなお続いています。
「深夜高速」にのって
青春ごっこを今も 続けながら旅の途中
ヘッドライトの光は 手前しか照らさない
出典: 深夜高速/作詞:鈴木圭介 作曲:鈴木圭介
機材車に楽器を積み込み各地のライブハウスを回る彼ら。
「深夜高速」を聴いていると、そんな姿が想像できます。
点々とした外灯と車のヘッドライト以外、真暗な夜の道路を進む車の中。
窓の外にほとんど何も見えない夜はぼんやり物思いにふけるのでしょうか。
そんな中で胸の内で呟いた言葉がそのまま表されているような、叙情的な歌詞です。
夢の中で生きること
「青春"ごっこ"」を続ける僕ら
十代はいつか終わる 生きていればすぐ終わる
若さはいつも素裸 見苦しい程ひとりぼっち
出典: 深夜高速/作詞:鈴木圭介 作曲:鈴木圭介