寝不足にて疲労 疲れすぎてどうしようと
うかがう顔色も 気にしすぎてこの行動
出典: ナンダカンダ/作詞:GAKU-MC 作曲:浅倉大介
「自分が人目にどう映っているか」。
それを基準に言動しているような典型的日本人の姿です。
主体性が削り取られて窮屈。
なのに本人はまったく気づいていないのです。
「これが自分だ」と思い込んでしまい、自分の本心は自分にすら分からない…。
でもこれ、じつは他人の目を鏡にしているだけなのです。
「俺、疲れた顔してる?こんな顔じゃ取引先に失礼かな?」。
そんなことを同僚に尋ねてまわる“目配り気配りの人間”を思わせます。
それが悪いわけではありません。
むしろ日本人の美徳といえます。
ですがなぜだか息が詰まる思いをしているのなら、心の声にもっと耳を傾けたいもの。
藤井隆さん自身、もともとはサラリーマン。
すでにこのあたりの窮屈さは経験済かもしれませんね。
殻を打ち破るのは怖いけど…
はみ出す勇気をどうか 絞り出して立ち上がれ
ほんの少しの気合いだ 目を覚ませ 泣くな 笑え
出典: ナンダカンダ/作詞:GAKU-MC 作曲:浅倉大介
自分の殻に閉じこもる人へのエールの言葉です。
藤井隆さんもやりたいことをやった結果、今の姿に繋がっています。
好きなことをして輝いている人はとても眩しく魅力的。
別に仕事分野でなくたって、趣味や遊びでもいいのです。
「これをやると人に変に思われるかも」。
「年齢的に恥ずかしいから無理だな」。
そんなふうに自分の本当の気持ちを封印してしまうこと、よくある筈です。
これって人目を恐れているようにみえて、じつは自意識過剰なだけかも。
周りの人を嫌な気持ちにさせたりモラルに反したりしなければ私たちは自由な身。
何を楽しもうがどう生きようが、真実“自由”なのです。
感情を抑圧してしまい、何のために生きているか分からなくなる…。
それはすごく寂しい生き方です。
<あなたが本当に心の底から楽しいこと、好きなもの>。
思い返してみればたくさん見つかる筈です。
ときには内面から湧き上がる気持ちに目を向けてみてもいいのかも。
楽しい空気を伝染させる天才!藤井隆さん
なんだかんだ夢見たって 問題ない世の中です
あんたなんだ次の番は みんなに愛呼びかけて
出典: ナンダカンダ/作詞:GAKU-MC 作曲:浅倉大介
この歌の発表年2000年からもうずいぶん時が経ちました。
その頃の日本よりも今現在は、さらに自由を謳歌できる時代。
個人が自由にSNSで発信できる時代。
万人がいろんなチャンスを掴める時代。
それでも殻に閉じこもったままの人がまだまだ大多数なのですね。
(もちろん自分自身にも言えることですが)
ですが藤井隆さんみたいな空気を持った人が1人いたら、その明るさは伝播します。
「誰もが楽しめる空気を広げていこう」。
そんな願いがこの歌詞から読み取れます。
マンネリな日常を打ち破れ!
あるべきはずメリハリが なさすぎるTVの前
平和ボケしてませんか? 目を覚ませ 今だここで
出典: ナンダカンダ/作詞:GAKU-MC 作曲:浅倉大介
「受け身でない、能動的な楽しみを見つけよう」。
向こうからやってくるものをこなす、受け止める。
それもひとつの楽しみではあります。
でもやっぱり“みずから起ち上がり物事を始めること”。
そのワクワク感にかなうものはない筈です。
「今さらもう遅い」。
「どうせうまくいきっこない」。
「誰に何を言われるか分からない」…。
そう言い訳して退屈な毎日を創り出しているのは自分自身です。
最後のサビ!心に刻みたくなるパワーフレーズ
なんだかんだ叫んだって やりたいことやるべきです
あんたなんだ次の番は みんなに愛呼びかけて
なんだかんだ夢見たって 問題ない世の中です
旦那さんが次の番だ 夢が叶う来世紀です
出典: ナンダカンダ/作詞:GAKU-MC 作曲:浅倉大介
誰もが大好きなこのサビのメロディー。
歌詞を目にするだけで思わず口ずさんでしまいます。
このフレーズを口にしているとなぜか背筋が伸びてきます。
言葉の力はやはり絶大ですね。
前向きフレーズは繰り返し耳にしたり口にしたりするだけで原動力となり得ます。
なにげなく歌いながらこういった素敵なフレーズを頭に叩き込む。
つまり聴く曲調や歌詞内容によって、我々はそのつど精神に大きな影響を受けています。
この曲の発売以来、街中やTVでも何度となくこの歌を耳にしました。
そのたびに藤井隆さんの突き抜けるような明るさを分けてもらったものです。
“好きな歌を聴く=その歌の雰囲気に自分が近づける”ということなのでしょうね。
実際この曲を聴いていると何か新しい世界に触れたい気持ちにさせられます。