【PKCZ(R)/360°ChamberZ】全曲解説!豪華ゲストに感動!!作品を徹底的に解剖します♪の画像

World is yours ひとりじゃないよ
World is yours 忘れないで
いつでも 願うとき 世界はきっと

叫べ Loud Loud Loud
一緒に Love Love Love
自由にDumb Dumb Dumb
Hey! Let's get it started
歌え La La La
世界中 Run Run Run
明日へ Jump Jump Jump
Hey! Let's take it higher

出典: World Is Yours feat.Crystal Kay,MIGHTY CROWN(MASTA SIMON&SAMI-T) /作詞:VERBAL, MASTA SIMON, SAMI-T, YVES&ADAMS 作曲:YVES&ADAMS

PKCZ(R)にとっていかに90年代が重要なキーワードであるかが伺える3曲目。

「World is Yours」とは映画「スカーフェイス」でトニー・モンタナを狂わせた言葉です。

PKCZ(R)はその言葉をポジティブに塗り替えて私たちに贈ってくれました。

90年代、誰よりも早くジャマイカで暴れまくり本場の空気を逆輸入したMIGHTY CROWN

世界各地のサウンドクラッシュ(レゲエDJのバトル)を制覇した「World is Yours」の実践者です。

ビートの流行スパンの早い最先端のダンスホールとEDMがいかに相性が良いか

PKCZ(R)の先見性がふんだんに盛り込まれた1曲です。

MASTA SIMONの最後のシャウトアウトも含め最高にアガル歌詞にも注目♪

X-RAY feat. 三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE

X-RAY feat. 三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE/PKCZ(R)

三代目J Soul Brothersの今市&登坂の歌うスウィートなラバーズロック・レゲエ

CRAZY BOY(ELLY)のラップと共に徐々に盛り上がっていくプロセスが最高に気持ちい曲です。

ドラムベースディープハウスビッグビートなどの要素が複雑に絡み合うトラックも見事。

今後のLDHの方向性を確実に広げることになる1曲でしょう。

MVにはファンクラブ会員がサプライズ出演するなどサービス精神も旺盛です。

「360°ChamberZ」全曲解説(中編)

UNITY feat. DOBERMAN INFINITY

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5曲目はDOBERMAN INFINITYのラップスキルを最大限に引き出した「UNITY」

変幻自在に言葉を操るSWAY

伸びやかな歌声でどこまでも連れて行ってくれそうなKAZUKIの美声

時折聴かせるVERBALのユーモアセンス溢れる言葉遊びはクルーに確実に魔法をかけてしまいました。

LDH一番のヤンチャ集団が見せる初めての表情をPKCZ(R)が逃さず捉えた新鮮な楽曲です。

俺たちはまだまだこんなところで満足しねえよ!という希望に満ち溢れています。

Beauty Mark feat. 登坂広臣, SWAY

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You got that beauty mark, I'm going mad
Your beauty mark 肌に描かれた「O」
Loving that beauty mark, I'm going mad
Your beauty mark 美しさの証「O」

出典: Beauty Mark feat. 登坂広臣, SWAY/作詞:VERBAL, SWAY, Kouta Okochi, SUNNY BOY 作曲:SUNNY BOY (TinyVoice, Production)

SWAY登坂広臣がタッグを組んだ本格的なR&Bナンバーの「Beauty Mark」

ファレル・ウィリアムスのような美しい登坂広臣のファルセットが聴けるのはこの曲だけかも?

美しく肌に描かれた"O"はちょっぴりセクシーな隠喩。

SUNNY BOYによるグルーヴィーなシンコペーションベースを中心に添えたトラックが秀逸です。

DJ的な視点で聴くと「この曲とつないだら面白いかも?」と創造力が刺激される1曲です。

T-REX feat. Crystal Kay, CRAZY BOY, ANARCHY

T-REX feat. Crystal Kay, CRAZYBOY, ANARCHY/PKCZ(R)

90年代のトランス的なシンセサイザーの暴力的な音色Crystal Kayの美声の組み合わせが耽美な曲。

その対比構造をより明確にしたのがANARCHYのギャングスタラップです。

当初はCRAZY BOY(ELLY)とCrystal Kayの曲として制作が進行されていた「T-REX」

CRAZY BOY(ELLY)たっての希望で急遽ANARCHYが召集されたといわれています。

ANARCHYとLDHを引き合わせた「High&Low」シリーズの功績に改めて脱帽する曲です。

CHAIN BREAKER ALBUM Ver feat.登坂広臣, CRAZY BOY

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元々は「High&Low」で登坂広臣演じる雨宮広斗のテーマソングとして制作された「CHAIN BREAKER」

アルバムにはCRAZY BOY(ELLY)のラップを加えたバージョンが収録されています。

PKCZ(R)を通して一番活躍しているのはELLYなのでは?と思わせる参加ぶりです。

ELLYはスタジオに頻繁に通っては「ラップを聴いてほしい」と積極的に参加を促していたといいます。

その後のCRAZY BOY名義での躍進ぶりはVERBALも舌を巻くほどだったそうです。

やはり聴きどころはELLYのラップの絡みでしょう。