あっという間に

TIME FLIES(ACE OF SPADES feat.登坂広臣)にはPKCZ®も参加!歌詞解説の画像

LDHファミリー総出演!

LDHファミリー総出演の映画「HIGH&LOW THE RED RAIN」。

これだけの人気を誇る映画なので、もう説明は不要でしょう。

本記事でご紹介します『TIME FLIES』はこの映画主題歌となりました。

作詞はEXILE TAKAHIRO作曲PKCZ®が担当しています。

出だしから激しいエレキの音色。

不思議とEXILE TAKAHIROの声が”男臭く”感じるのは気のせいでしょうか?

EXILEとしてヴォーカルを務める時は、ツインヴォーカルの”王子担当”なはずなんですが…。

きっとこの『TIME FLIES』に秘密があるのでしょう。

TIME FLIESの意味は、「あっという間」。

一体なにが「あっという間」なのでしょう?

歌詞を読み解いてみたいと思います。

『TIME FLIES』

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殺伐とした毎日

Oh Time Flies

空に映し出す小さな頃の記憶
今は触らないでホンのひと時
同じ碧さでも決して同じじゃない
忘れ去られるならそれまでさ

バカやって戯れ合って憎まれそうなJOKE言って
それが幸せだった
愛だって夢だって泣き出しそうな笑顔だって

出典: TIME FLIES/作詞:AUDIO 2 AUDIO・TAKAHIRO 作曲:AUDIO 2 AUDIO・PKCZR・Lucas Valentine

無邪気だった子供の頃を回想しています

どうして昔の事なんて掘り起こしているのでしょう。

それは今現在の自分が常にピーンと張りつめた状態だからです。

少しの余裕もない殺伐とした毎日。

そんな毎日を過ごす自分でも、雲一つ無い青い空を見上げると、ふと思い出してしまうのでしょう。

ちょっとだけ、あの頃を懐かしんでもいいだろ?

たいした事じゃないのに、ただ笑っていられたあの頃。

今の自分には無い”笑顔”がそこにはあったんです。

現実に戻される・・・

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Oh Time Flies 愛しているよ
Oh Time Flies そう何もかも

現在(いま)を生きるなら毒も飲み干して
過去も未来さえも欲しがるな
刻まれた拳の傷は宝物さ
「愛する人(ひと)を守れ」約束の証

出典: TIME FLIES/作詞:AUDIO 2 AUDIO・TAKAHIRO 作曲:AUDIO 2 AUDIO・PKCZR・Lucas Valentine

この部分で現実に引き戻される様です。

あっという間に過ぎ去ったこれまでの出来事。

過去の思い出、その全ては自分にとって愛すべきものでした。

自分が今置かれている現状は昔のそれとは比べ物にならないくらい過酷なもの。

正気に戻れば、昔の事なんて思い出しているヒマなんてないんです。

だけど傷だらけの拳を見て思います。

自分がしてきた事は間違っちゃいない。

恥ずべき事なんて一つも無いんだと。

ストーリーとして、テーマには誰かを守るという事を掲げている映画になっています。

ただケンカの毎日って訳ではありませんよ。(笑)

なかなか迫力は満載の映画にはなっていますが。

”優しさ”

誰だってしくじって失う怖さと戦って
きっと大人になれる
強さは優しさを知って優しさは強さを知っている

Oh Time Flies 夢の隨(まにま)に
Oh Time Flies 漂うだけさ

出典: TIME FLIES/作詞:AUDIO 2 AUDIO・TAKAHIRO 作曲:AUDIO 2 AUDIO・PKCZR・Lucas Valentine

失くした事もたくさんあった。

その度に辛い思いもしたけれど、自分はそうして成長してきた。

そんな環境に置かれているのだから、流れには逆らわない。

あとは突き進んで行くだけ。

現代において、こんなに過酷な環境ってなかなかないですよね。

この映画の登場人物は皆ピリピリしています。

出てくる地名やなんかも空想のもので、実際にはない設定なのですがそれにしても男の人は大変です。

だからこの映画は余計に惹きこまれてしまいます。

この部分では、戦いをただただ前面に押し出すのではなく、ちゃんと”優しさ”というワードも出てくるんですね。

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「命を刻む」

時の流れに名前などない
俺たちはただ命を刻む

バカやって戯れ合って憎まれそうなJOKE言って
それが幸せだった
愛だって夢だって泣き出しそうな笑顔だって今も拳の中(ここ)にある

出典: TIME FLIES/作詞:AUDIO 2 AUDIO・TAKAHIRO 作曲:AUDIO 2 AUDIO・PKCZR・Lucas Valentine

そうやって生きてきたって、誰に威張れるものじゃない。

命懸けで戦っていくだけなんだ。

だけどただがむしゃらに拳を振り回している訳じゃない。

だって根っこには”愛”があるから。

ここで出てくる「命を刻む」という言葉、考えさせられます。

普段命を刻んで自分は生活できているかと。

EXILE TAKAHIROはこの歌詞をどんな思いで書いたのでしょうとも思います。

いつも第一線で居続ける事ってとても大変な事でしょう。

それこそ命懸けでEXILEに対しても向き合っているのでしょうね。