ラジオからのクリスマスソング
あなたもどこかで聞いてますか?
あなたの知らない私 確かめたくないですか?
出典: DEAR…again/作詞:広瀬香美 作曲:広瀬香美
ラジオから流れてくるクリスマスを先取りした曲たちを聞いて、無意識に彼のことを思う主人公。
彼も自分のことを気にかけていてくれることを望んでいます。
3行目では、自分が彼の見えない場所で何をしているか気にしてくれていないか考えているようです。
彼が同じ曲を聞いて、「今何をしているだろう」と自分のことを思い出してくれていないか。
彼女は、きっと彼の普段の生活を知りたいと思っています。
それと同じように恋人も自分のことを思っていて欲しいという願望の現れでしょう。
主人公が、恋人のことを深く思っていることが伝わる歌詞パートです。
予定を空けて待つ日々
待っているから 待っているから
二人で過ごしたいから
出典: DEAR…again/作詞:広瀬香美 作曲:広瀬香美
忙しくて連絡さえない恋人。
主人公も、彼のことを大切に想い過ぎるあまり、自分から連絡をすることさえできません。
だからその深い想いも、心の中に閉じ込めている。
しかし主人公は彼のためにクリスマスの予定を空けているのでしょう。
2人で過ごしたいと考えているけれど、彼がどう思っているのか確かめられない。
彼女の一途で直向きな気持ちが伝わってきます。
独りぼっちの冬
心の距離が辛い
クリスマスまでには 間に合うように
私のもとへ帰って来てね
ずっと遠く すごく遠く 離れているけど
出典: DEAR…again/作詞:広瀬香美 作曲:広瀬香美
クリスマスが近づいてくるけれど、彼といつ会えるのだろうか。
そんな風に毎日、仕事をしながら気にかけているのでしょう。
考えながらも、忙しない日々は過ぎていくばかり。
3行目で描かれている距離というのは、物理的な距離もあるかもしれません。
しかし物理的距離よりも、心理的な距離という意味合いの方が大きいのではないでしょうか。
あまり会えず、お互いの気持ちも以前のような距離感ではないと分かっているのでしょう。
そんな距離感を寂しく思っている彼女。
彼の心が自分のところへ早く戻ってくることを心待ちにしているのです。
主人公の想いがこのパートからも伝わってきます。
離れていってしまうことへの恐怖
いつも私を感じていてね 泣かせないでね 見つめていてね
遠い遠いこの距離に 心 止まらないでね
出典: DEAR…again/作詞:広瀬香美 作曲:広瀬香美
この部分では、遠くにいる彼に対しての主人公の不安が表れています。
1行目では、このまま振られてしまうのではないかという不安を感じていることが分かる言葉です。
振られて自分が泣いてしまうであろうことを予見しています。
彼の気持ちが離れていくことへの恐怖もあるのでしょう。
2行目、2人の距離が離れていることで恋人がもう自分の方を向いてくれなくなるのではないか。
そんな不安についての言葉でしょう。
このまま、心が離れていって、彼がどこかいなくなってしまうことを想像しているのかもしれません。
彼への切実な想いが表れています。
恋人が原動力
不安と強がり
平気 あなたなしでも
私はちゃんと暮らしてますなんて
戻って来たら 目と目合ったら
バレちゃう強がり言ったりして
出典: DEAR…again/作詞:広瀬香美 作曲:広瀬香美
本当は全く大丈夫ではないけれど、強がりを言ってしまう彼女。
主人公の健気さが感じられる歌詞です。
彼と会えば、きっと泣き出してしまうほど彼への想いが募っている。
けれど、そんなことを悟られたくないと普段はその弱さを隠そうとしているのでしょう。
気丈に振る舞って、毎日を過ごす中でも心の中は恋人のことで支配されている。
彼女にとって、彼の存在が毎日を過ごす原動力なのでしょう。