宝石箱に並んだ楽曲たち
「君は1000%」は1986オメガトライブのデビュー曲です。
1986オメガトライブというグループ名で活動したのは約1年半だけでした。
その間にリリースした楽曲は5曲、全てがキラキラしています。宝石箱に並んでいるような輝きです。
『新・熱中時代宣言』は、1986年4月5日 から8月16日まで、日本テレビ系列の『土曜グランド劇場』枠で放送されたテレビドラマである。放送時間は、毎週土曜21:00 - 21:54 (JST) だった。主題歌「君は1000%」歌:1986オメガトライブ
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/新・熱中時代宣言
ドラマのジャンルは学園もの、主演は榊原郁恵さんでした。
学園ドラマに夏のラブソング「君は1000%」が使われたのですね。
フレッシュなカルロストシキさんのヴィジュアルと声が起用の決め手になったのでしょう。
1000%…ゼロが1つ多いのはどうして?
タイトルの「君は1000%」は100じゃなくて1000という数字に惹きつけられます。
楽曲の創作にヒントを与えたのはカルロストシキさんでした。
100と1000の関係が…空耳?
「ポルトガル語と日本語の似てる言葉はありますか?」と聞かれて、カルロスが「日本語の1000(せん)は、ブラジルの100。100%は1000%です」と答えると、「それはおもしろい」ということになり、曲のタイトルが決まり、その場で作詞家に連絡して、「タイトルは『君は1000%』」というタイトルでの作詞を依頼した。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/君は1000%25
詞や曲が先にできたのではなくタイトルがまず決まったのですね。
『セン』と発音するポルトガル語の『Cem』、これを日本語に翻訳すると『百(100)』と出てきます。
『セン』はポルトガル語なら『100』という空耳的発見があったのですね。
プロデューサーとの会話から生まれたタイトルですが、カルロストシキさんのお茶目な一面も垣間見えます。
彼の性格や素質もこの歌の魅力を構成する要素です。
夏の恋が始まります
楽曲全体のイメージが歌い出しの1行に凝縮されています。
恋が始まる様子…しかも夏だから輝ける恋です。
始まりはたったそれだけ…
君は微笑みだけで 海辺のヴィラ 夏に変えてく
出典: 君は1000%/作詞:有川正沙子 作曲:和泉常寛
登場した瞬間に夏の恋を始めてしまう女子は、明るい性格なのでしょう。
口角を上げながらニコッと自然に笑うだけで周りの空気を変えてしまいます。
ドアを開けた僕と目を合わせるまでもなく、笑顔を振りまけば夏と恋の始まり。
恋が始まったヴィラはリゾート地で滞在するためのプライベート空間。
浜辺の海の家とは一線を画すセレブなシチュエーションです。
始まった夏の恋の主導権を握るのは僕なのか君なのか…。
言うまでもありません。すでに一歩出遅れた僕は君を前にして立ち尽くしています。
思わせぶりは本気だから…?
明るい性格の女子はサプライズを仕掛けるのも好きなようです。
ヴィラにはキレイめなノースリーブとクロップドパンツで現れました。