「舞い桜」の作詞を担当したのは、主にDEppaこと坂田 雄一です。

ファンの間では人情味あふれる努力家として、定評があります。

苦労人ということもあり、全ての人に対して感謝の気持ちを忘れずに接しているのも好評価です。

ではシクラメン「舞い桜」の歌詞の魅力を更に掘り下げてみましょう。

ドラマチックな響き

鮮やかに咲く 満開の綺麗な桜の木の下で
「またね」と涙流し 僕等は歩き出した
想い出は君を支える 出会いは奇跡をもたらすよ
いつまでも君らしくあれ

出典: 舞い桜/作詞:シクラメン 作曲:シクラメン

歌い出しからドラマチックな展開をみせ、何度もリフレインされるフレーズでもあります。

大切な恋人との別れ、卒業による仲間たちとの別れ、住み慣れた故郷とのの別れ。

様々なシチュエーションでの別れが連想できる名フレーズではないでしょうか。

メッセージ性の強いCメロ

例え、どんなに強い風が君に吹いても
どんなに高い壁が道ふさいでも
生きて行くしかないから共に歩いて行こう
大切な人 想い出 笑顔 忘れないで

出典: 舞い桜/作詞:シクラメン 作曲:シクラメン

満を持して登場するCメロ部分は、際立ってメッセージ性の強い歌詞が並びます。

老若男女問わずに、あらゆる困難な状況を抱えた人に届くとてつもない力強さを感じるのです。

人生において別れは必ず経験しますが、思い出を大切にする気持ちが大事だとわかります。

シクラメンの魅力ある歌声

骨太で力強く一本筋の通っていそうな声質が、彼らの魅力といえるでしょう。

マルチなジャンルの曲を歌っても、シクラメンというブランドが成り立つのではないでしょうか。

彼らの歌声を表現するのに最もマッチする曲調に仕上げます。

声のトーンとメロディが化学反応を起こし、1度彼らの曲を聴くと耳から離れないのです。

シクラメンの兄弟が奏でるハーモニー

メインボーカルのDEppaと肉だんごは実の兄弟だけあって、息の合ったハーモニーは出色です。

DEppaは高いトーンが苦手なので、兄の肉だんごが高音を見事にカバーしています。

更に彼らの曲調に優しさと哀愁を添える、ハスキーボイスの桃紅茶の歌声にも注目すべきでしょう。

またシクラメンのトラックメイクとサウンドプロデュースを担当している、電球の存在も見逃せません。

スルメサウンドの中核は、彼が担っているといっても過言ではないでしょう。

いじられキャラでファンからも、メンバーからも愛されている存在のようです。

シクラメン「舞い桜」の動画をYouTubeでチェック

良い雰囲気

さくら学院初代生徒会長の武藤彩未が出演する動画も見逃せません。

YouTube動画の再生回数は、なんと180,000回を超えています。

この動画は二つに破られた卒業証書の映像から始まります。

裏面に手書きで記された「シクラメン、舞い桜」が、ゆっくりと引き寄せられていくのです。

そしてBGMにはピアノソロで奏でられるイントロ部分が流れています。

卒業式後のがらんとした教室に、卒業証書を持って1人たたずむ制服姿の美少女。

制服やハイソックス、上履き、武藤彩未の全ての出で立ちは、どれもキュートで胸キュンものです。

更なる見どころは、ひとすしの涙を流す彼女のアップでしょう。

切な可愛すぎて萌え死にしそうなレベルです。

また途中で登場する赤い自転車や、河原も深く印象に残ります。

ラストに登場するシクラメンが音楽室でライブさながらに熱唱するシーン。

気持ちを込めて歌っているのを感じられ、シクラ族にとってたまらないシーンでしょう。

最後のワンシーンで思わずくすっと笑えるシーンも見逃せません。

楽曲と同様に何度も見たくなる動画で、非常におすすめできます。

シクラメン「舞い桜」は桜ソングの名曲

軒並み好セールスを記録し、桜ソングの定番といえる曲も目白押しです。

シクラメンの「舞い桜」はアルバムに収められている曲になります。

シングルで発売されていないため、定番の桜ソングと肩を並べることはできないかもしれません。

しかし「舞い桜」は知る人ぞ知る桜ソングの名曲として、いつまでも輝き続けることでしょう。

本作はシクラメンのインディーズ時代に発売されたアルバム「スルメ3」に収録されています。

彼らがメジャーデビューを果たす前から、ずっと温められていた楽曲だったようです。

おわりに