100年初恋は一途な片思いを歌っている

【100年初恋/シクラメン】歌詞の意味を考えたら、切なくてたまらない!!MVの設定にも涙が滲む…!の画像

2012年11月21日にシクラメンがリリースした「100年初恋」は、メジャーデビュー後初のシングル

タイトルどおり「100年たっても初恋の心情は変わらない」というメッセージが込められています。

振られたって何度でも好きと言って見せる。

何年たってもこの気持ちは変わらない。

そんなメッセージは片思い中の人の心に響くこと間違いなし。

恋愛は必ずうまくいくとも限りませんね。

思いが強いほど逆に遠ざかってしまうなんてことも。

それでもストレートに愛情表現し続ける歌詞に、共感する人も多いのではないでしょうか?

MVにはどんな意味が込められている?

ストーリー仕立てになっているMV楽曲の解釈を更に深めてくれるはず。

出演する女性へメンバーが思いを寄せる様子は思わず「ウルッ」と涙ぐみそうになりますよ。

それではMVを見てみましょう!

MV始まりの解釈

曲が始まる前に数字や文字が表示されるシーンがあります。

まずはこのシーンの意味を解釈していきましょう!

2112年11月20日から翌日にかけて日付がカウントダウンされていますね。

シングルがリリースされた2012年11月20日の100年後という設定なのでしょう。

タイトルの「100年」から来た設定だと思われます。

下に表示された英語「THE COLD SLEEP PERIOD」という文字にも注目です。

和訳すると「コールドスリープ期間」。

「コールドスリープ」とは低温状態に保つことで人体の老化を防ぎ、惑星間移動をする手段です。

SFなどのフィクションで出てくる表現の一つなのだとか。

この後に登場するメンバー達は宇宙服を着ていますね?

おそらく彼らは「コールドスリープ状態」で惑星間移動をし、100年の時を老化せずに過ごしたのでしょう。

11月20日から11月21日に日付が変わると、彼らは眠りから覚め、動きだします。

100年たっても女性を思い続ける

切なそうに取り出したとある女性の写真。

この楽曲で愛を伝えたい相手なのでしょう。

彼女の姿を求め彷徨ったメンバーはついに彼女の幻と出会います。

最後には「ずっと好きでした」と伝ええることができましたが、彼女は笑顔とともに姿を消してしまうのです…。

100年という長い月日で、彼女はおそらく死んでしまっているのではないでしょうか。

彼の思いを聞くことができずに成仏できなかったのかも。

このMVでは「好き」と伝えることの大切さを実感させられます。

100年たって好きな相手が死んでしまっても愛を歌い続ける様…心に沁みますね。

それでは歌詞からも読み解いていきましょう!

積もる「君」への想い

思いを伝えても上手くいくとは限らない

この声が枯れるまで 叫び続ければ叶うとしたら
このノドがつぶれたってなんだって 叫び続けてやる
100回伝えれば叶うなら 1000回だって伝えるけど
そうそううまくいかないのが いわゆる片思いってやつで

出典: 100年初恋/作詞:DEppa・川村結花 作曲:DEppa・川村結花

最初から「グッ」と心を掴まれる内容ですね!

「当たって砕けろ!」と言わんばかりにストレートな愛情表現。

こんなに真っすぐに思ってもらえると幸せですね。

「1000回」でも思いを伝えられるほど気持ちは固まっているようです。

でも、どんなに愛を伝えても叶わない恋のようですね…。

MVでは女性が既に死んでしまった設定でした。

どれだけ気持ちがあっても両想いになれるとは限らない状況ってあります。

MVの設定以外にも、相手が振り向いてくれない場合も多いのではないでしょうか。

「もっと早く思いを伝えればよかった」なんて思うことも。

優しい「君」と過ごす時間はあっという間

沈黙が怖すぎて ついついしゃべり続けてしまうよ
ホントに言いたいことはいつでも ほかにあるのに
君があんまりやさしく うなづいてくれるから
調子に乗ってるうちに 日が落ちてく

出典: 100年初恋/作詞:DEppa・川村結花 作曲:DEppa・川村結花

ちょっと初々しさを感じさせるやりとりですね。

まさにタイトルの「初恋」がふさわしい印象。

初めてのデートでは「沈黙」をどう過ごせばいいのか分からなくなるもの。

焦って沈黙を埋めるようにお喋りしてしまった経験のある人も多いのでは?

そこには「相手を楽しませたい!」という思いが隠れているのでしょう!

そんな様子に「君」は優しく相槌を打ってくれるみたいです。

きっと彼の緊張や頑張りが伝わっているのではないでしょうか?

ありのままの彼を受け入れている感じが微笑ましい光景ですね。

伝えられないもどかしさ