あっこゴリラ『ゲリラ × 向井太一』SpotifyCMソング！歌詞＆MVを紹介♪

さて、それでは楽曲を見ていきましょう。

2017年11月にリリースされたあっこゴリラのセカンドEP「GREEN QUEEN」に収録されたリードナンバー。

若手実力派俳優・村上虹郎が出演した音楽ストリーミングサービスSpotifyの新CMソングにも起用されました。

お正月前に放送開始され、大きな話題になっていたCMです。

MVのテーマカラーは明るいオレンジと空の美しい青。

舞台は郊外の廃車置き場か何かでしょうか？

あっこゴリラは、彼女のイメージ通りワイルドな装いで日に焼けた肌を披露しています。

対して向井太一はオレンジのシャツにブラックのジャケット、細身のパンツというシティ・ボーイスタイル。

そんなギャップのあるふたりの歌声が不思議なほどハーモナイズします。

そんなダイナミックなMVは映像監督・黒柳勝喜と映像作家の渡邉剛太によるもの。

超かっこいいですよね。

さて、それでは歌詞を見ていきましょう。

この世界に絶え間なく降りしきる様々な音楽を「ゲリラ豪雨」と表現するこの曲。

新しいジャンルの音楽はまるでゲリラのように、衝撃を持ってわたしたちの生活に与えられ続けてきました。

ビートルズのポール・マッカートニーも、ザ・フーの4枚目のアルバム「トミー」も、ナンバーガールにブランキー・ジェット・シティーのロックンロールも、M.I.A.もMØもスティーヴン・タイラーも、ジャンルレスに様々な音楽を浴びて育ってきた彼女。

何が良いとか悪いとかではなく、自分が「アガる」かどうか、そうやって音楽をむさぼって生きてきたのです。

そんな自分を“musicビッチ”と自ら称し、さらに自分もそんな音楽の担い手になっていくことを強く望んできたのです。

音楽は、耳ではなくて全身で浴びるもの。

それは、傘なんてまるで役に立たない激しいゲリラ豪雨のように激しく私たちの全てに叩きつけます。

そんな衝撃と快感に、わたしたちはいつも夢中になるのです。

そして、そんな音楽を楽しむ隣の誰かと共感したい、そう願うのです。

そんな彼女の音楽の目覚めと言えば、子ども向け番組「天才てれびくん」で披露されていたドラムの激しいビート。

彼女はラッパーの前にはドラマーだったわけですが、そんなきっかけがあったからなんですね。

そんなときから、どんな音も、もちろん雨の音もリズムのように聞こえてしまうのです。

それが、彼女が音楽に恋した瞬間だったのです。

大人たちは、特にヒップホップなんて「不良の音楽」としてなんとなく嫌います。

しかし刺激を求める若い耳は、常に新鮮で新しい音楽を求めているのです。

彼らの「イイネ」に、ジャンルも道徳も関係ありません。

良いものは良い、ただそれだけの価値観。

そんなイケてる音楽によって気持ちが上がる瞬間、そこにいるみんなの気持ちがひとつになるのです。

いかがでしたか？

一見するとまるでジャンル違いに思えるふたりの音楽ですが、ジャンルレスにすべての音楽を愛している柔軟なふたりだからこその特別なハーモニーが完成されていました。

こういうの聞くと、もっと新しい音楽が欲しくて仕方なくなりますね。

あっこゴリラ、かっこいいぜ。

ではまた次回！