世界初! ドローンによるモーション・コントロール撮影
世界初といわれるドローンによるモーション・コントロール撮影で制作されたMVです。
監督は北田一真。
"Day"のKOJOEと"Nite"のKOJOEが交わるように錯綜します。
それでもドローンによる滑らかなカメラ・ワークで不自然さを感じさせません。
パラレルワールドを絶妙に表現していて、「24」とはまた違った傑作なMVに仕上がっています。
MV「Day n Nite」と「24」、クレジットの量に注目
ラストに現れるクレジットの量の多さを、「24」の簡略なクレジットと比較してみるのも一興です。
「Day n Nite」の最新テクノロジーによる撮影と、割とローファイな「24」のMV。
どちらもKOJOEが選んだパートナーによる撮影ですから、KOJOE自身の多面性を反映していると言えるでしょう。
メイキング映像もご覧ください
なお、MV「Day n Nite」にはメイキング映像も公開されています。
こちらも揃ってご覧ください。
最新のドローン・テクノロジーの真髄が観られます。
KOJOEはどうやって歌を身につけたか
元々はラップのみだったKOJOEが歌に目覚めたきっかけはDonny Hathawayの歌に触れたからです。
R&BシンガーのDonny Hathawayは優しい声音で切ないソウルを歌い上げるレジェンド。
いまのKOJOEの歌に通じる優しさの起源でしょう。
納得のエピソードです。
孤高のMC、KOJOEのユニークさ
皆さんはすでにKOJOEがラップ、HIP-HOP界の中でいかに孤高の存在かご存知のはずです。
また、どれほど熱くリスペクトされているか分かっていただけていると存じます。
KOJOEは生まれこそ新潟県ですが、育ったのはNYのゲットー。
バイリンガルな彼は音楽の趣味も二カ国的なところがありました。
Donny HathawayやHIP-HOPなどの黒人音楽を聴いている彼。
その彼が一方で日本のJ-POP、例えば長渕剛やMr.Childrenなども吸収していました。
唯一無二な存在になれたのは、アメリカと日本を行き来してのボヘミアン的なユニークさにあります。
誰しもがKOJOEになれる訳ではないのです。
同じ時代にたまたま居られて、彼、KOJOEの音楽を聴き遂げることができる幸せを感謝します。
まとめ:「24」、シンプルなタイトルに込めた想い
「24」というタイトルはシンプルであるがゆえに様々な解釈が可能であります。
例えば24カラットのダイアモンドを想像していただけるとちょうどいいです。
イケてる感じ。
MV「24」もイケてる
MV「24」もイケてるBMV、イケてるメンバー、イケてる女性たち、何よりイケてるKOJOE。
そういった要素が目白押しでした。
夏の終わりの切なさとクールな雰囲気。
ピアノの音、電子音、ビート、優しい声音。
東京の街並み、高層ビルディング、道路、標識、昼間の明るい日差し、ハレーションする太陽。
暮れた夜に輝く月ひとつ、ビル街から漏れる灯り、グリーンがかる夜の高速。
颯爽とした都会の女性たちと、パーティ好きな男子たち。
MVで観たとおり、最後は街灯に激突して壊れてしまうBMW。
切なさとそこはかとないユーモアをたっぷり携えたこのMV「24」。
癖になるくらいリピートして、夏の日の思い出をいつまでも想起していたいですね。