STUTS「Sticky Step」が最高！
2018年9月にリリースされたSTUTSの「Sticky Step」に、強力な助っ人が参戦しました。
その強力で心強い助っ人は、ラッパーの鎮座DOPENESSとCampanellaの2人。
本作では2人がリリックも担当します。
テンポの良いリリックに重厚なサウンドがマッチして、曲としては最高の仕上がりです。
そして、本稿でもう1つ注目して欲しいのが、笑えるMVになります。
ハチャメチャな展開と、謎のテンションと戦いが非常に楽しく何度もみてしまいました。
本作の曲の完成度が高いので、MVのギャップが最高です。
リリックについても、筆者独自の見解で深いところまで探ってみます。
笑えるMVと完成度の高いSTUTS「Sticky Step」をお楽しみください。
STUTS「Sticky Step」のMVが面白い！
3人のテンションが違いすぎる！
STUTS「Sticky Step」のMVが面白い！
3人が何かと戦っているのですが、テンションが違いすぎます。
ノリノリで戦う鎮座DOPENESSと真逆のテンションのCampanella。
やる気があるのかないのかわからないSTUTS。
ここまでテンションが違う？と、なぜか笑えてしまうのです。
しかも3人が終始レーザー光線のようなもので攻撃されていますが、誰と戦っているのでしょう？
怒濤の攻撃を受けても、3人は軽やかにかわし次々と敵を倒し続けます。
で、誰が敵？
滅茶苦茶キレキレに、ディフェンスとオフェンスをし続ける鎮座DOPENESS。
スッとよけてパッと攻撃するCampanella。
中途半端なテンションだけれども、結構頑張っているSTUTS。
確かに3人ともかなり強い！
それで、誰が敵？
こんな不思議な感覚になる、笑えるMVでした。
STUTS「Sticky Step」に参戦する鎮座DOPENESSとCampanella
スチャダラパーに影響されヒップホップにのめり込んだ鎮座DOPENESS。
ブレない活動にあらゆるアーティストから注目を浴びるCampanella。
HIP-HOPシーンでも、何かと注目を浴びる2人がタッグを組みました。
本作のリリックは彼らが担当しており、「らしさ」を感じる韻が心地よく聴けます。
そこにSTUTSの作曲が加わるのですから、最高の仕上がりになるはずです。
ウーファーずんずんいわして、腹に響くくらいのインパクトで聴きたい曲になります。
しかし、精力的な活動を行う3人のスケジュールが、良く合ったものです。
このタイミングは偶然ではなく、何か運命のように導かれたのかもしれません。
STUTS「Sticky Step」という名曲を作り上げるために、神様が仕組んだのでしょう。
大音量で朝からテンションMAXになれる、素敵な曲です。
STUTS「Sticky Step」の歌詞をチェック
それではここから、STUTS「Sticky Step」の歌詞をみていきましょう。
本作のテーマは「とにかく楽しく！」、こんな印象を感じます。
人は生きていれば、良いことばかりではありません。
嫌な気持ちになったら、この曲を聴いてどこかに飛ばしてしまえ、と伝わります。
下を向き続けることほど、面白みのない人生はないでしょう。
せっかく1度きりの人生です。
しっかりと前を向いて、ハッピーに過ごしたいですよね。
このほかにリリックの中で何か隠されている、深いメッセージはあるのでしょうか？
これは実際に、読み解いてからでなければわかりません。
それでは一緒に、本作の歌詞の世界にダイブしてみましょう。
楽しいことは鎮座DOPENESSにお任せ！
マザファッキン
スタッツビーツ！シットが充満！香り高く
覆い尽くすグルーヴ嗅覚！わんちゃん
並嗅ぎつけなフレッシュ うえてんなら
もとめるだけだぜっ！てな調子で
娯楽スキル見舞うはdopeness time
だいぶキメにキメてキマる算段 get down
パスしてジョイントすりゃキャンピーいい顔してまぁー
ライフ道すがら口から雲吐く
出典: Sticky Step/作詞:鎮座DOPENESS.Campanella 作曲:STUTS
出ました伝説の鎮座DOPENESSタイム。
とにかくむしゃくしゃしたら、この曲聴いて発散しましょう。
このパートのリリックからも、3人は制作するのが楽しかったのがわかります。
あうんの呼吸で、鎮座DOPENESSからCampanellaへ渡る過程が最高だったのでしょう。
お互いに駆け引きしながら、リリックのやり合いを楽しんでいたのが想像できます。
全てプラス思考
いつだってgood いつも自分肯定する
晴れたsky 軽快にかけて行く
いつだってblueなあいつも追い越してゆく
ya 皆の衆 hey つまりsticky
見てみなおれら毎日こんな感じだけどもどう
鎮とカンパネルラ 今公開していく脳
おまえのmind えぐるライム 内角高め
今 now 現在進行形のplay
出典: Sticky Step/作詞:鎮座DOPENESS.Campanella 作曲:STUTS
彼らのパフォーマンスをみせつけてやりたい、メッセージが伝わります。
お互い全てプラス思考で、毎日ハッピーになることしか考えていません。
この収録現場でも、相当良い雰囲気で作業できたとわかります。
2人のリリックで繰り広げられるやり取りに、相当な思い入れがあったのでしょう。
リスナーに伝わるハッピーな感覚。
これぞHIP-HOPの醍醐味といえます。
