ロイ-RöE-【YY】歌詞の意味を解説！難解な言葉を紐解くにはどうする？心が騒ぐ愛の真意を深読みする

【YY】も、とうとうこのパートを以ってフィナーレを迎えます。

引用歌詞3行目にある「アンバランス」の下りには、2通りの意味があると解釈できないでしょうか。

この【YY】という楽曲は、ロイ-RöE-さんがドラマの原作である漫画を読んだ上で作られています。

前半部に見られた「箱詰め」といった単語など、作品を反映した歌詞や内容も要チェックです。

「アンバランス～」にも2通りの解釈ができると触れましたが、その1つが作品におけるアンバランスです。

【YY】がドラマのオープニングテーマなので、「ハコヅメ」において見てみましょう。

同作の主人公である川合(永野さん)は、冴えない新人警察官です。

辞職を視野に入れていた彼女が組むことになったのが、有能な先輩警官の藤(戸田さん)でした。

ナヨナヨッとした川合に、パリッと凛々しい藤というコンビ。

そこにあるのは間違いなく、アンバランスさでしょう。

作品の中ではそのアンバランスさが効いて、2人はいい関係を築いていくようになります。

【YY】でも、アンバランスであることを好意的に捉えているのが分かるでしょう。

そのため、この部分は彼女ら2人とリンクしているとも考えられます。

「ハコヅメ」におけるアンバランスさという解釈は、ごくごく個人的なものといえます。

というのも、ロイ-RöE-さん自身が、引用歌詞3行目について言及しているからです。

彼女が言うには、歌詞3行目のフレーズでは、ロイ-RöE-さんと友人の関係性を示しているらしいです。

そのご友人とは、先ほど少し触れた方を指します。

その人が具体的にどのような人物かについては、あまり触れられていません。

しかしロイ-RöE-さんは、彼女との間にアンバランスさを見出していたということなのでしょう。

「ハコヅメ」の場合と同様、好ましいアンバランスさということだと思います。

なぜなら、「有頂天だよ」というフレーズが続くからです。

違いがあるからいいといったことも、この楽曲の中で触れられてきました。

それを思うと、一見悪いことに思えるアンバランスという状態も、決してマイナスとはいえないのです。

宇宙人との交流をテーマにしたMVからも窺えるように、【YY】はとても楽しい気持ちになれる楽曲でした。

世の中が曇り空に覆われるようなことがあっても、大切な人とワイワイできる日を夢見られますね。

どんなことがあっても前向きにいこうというのも、【YY】に込められた思いなのでしょう。

ドラマ「ハコヅメ」と併せて楽しむのも、また一興だと思います。

ロイ-RöE-さんといえば、「ストロベリーナイト・サーガ」のオープニングテーマも手掛けています。

【VIOLATION*】は、ドラマの世界観と聴き手の世界とを結ぶのに苦労した曲だそうです。

今回の【YY】とはかなりテイストの違う曲なので、こちらもぜひ聴いてみてください。

話は逸れますが、ロイ-RöE-さんの歌声が「ジュディマリ」でお馴染みのYUKIさんと似ているとの声もあります。

いわれてみれば…ということも個人的にあるのですが、比較して聴いてみるのも面白いかもしれません。

ソロで活動してからも素晴らしい楽曲が多いので、それだけでもチェックする価値はあるかと思います。