魂揺さぶる男 その名は……
大の亀好きは伊達じゃない!
命名はご自身でつけられたようです。
「松本」は本名の「松本 敦」から来ていますが、トータスとはなんでしょうか?
「トータス(Tortoise)」とは英語で「亀」、なかでも陸の上に生息する「リクガメ(陸亀)」のことを指します。
大の亀好きを公言する彼らしい名前ですね。
しかし一般的に亀と聞くと「タートル(Turtle)」という単語を思い浮かべる方も居るかもしれません。
なぜタートルではなくトータスなのでしょうか?
あの怪獣に関係が?
「タートル」とは英語で海に生息する亀「ウミガメ(海亀)」を指す言葉です。
タートルではなくあえてトータスである理由は、映画「ガメラ2」で主題歌になった曲「そら」の歌詞カードにあります。
「小さなころから自然と亀が好きだった」という想いが載っているのです。
大の亀好きであり、芸名の「トータス(tortoise)」は陸亀に由来している(シングルCD「そら」に掲載された映画「ガメラ」へのメッセージより)
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/トータス松本
ガメラのモデルはリクガメです。古くから亀はその歩みの遅さから「鈍重」という比喩に用いられてきました。
一方で着実に歩を進める様子から「実直さ」「勤勉さ」といった面ももっており、そのイメージはガメラにも反映されています。
そんなガメラを愛していた松本少年は「タートル」ではなく「トータス」であることに特別な思い入れがありそうです。
ただ、「亀=トータス」というイメージがあまりないからか、名前の意味を聞かれることも多いのだとか。
シンプルに「亀が好き」では味気ないと思ったのでしょうか。
「「トータス」は逆から読むと「スタート」となる」など、名前の説明でいろんなバリエーションを持っています。
ミュータント・ニンジャ・タートルズのエンディングテーマに抜擢!
亀つながりでご紹介をすると「ミュータント・ニンジャ・タートルズ」のエンディングテーマを担当したことがあります。
「ブヤカシャー!」は三・三・七拍子を想像させる独特のリズムがワクワク感を煽る魅力的な楽曲です。
もし自分自身が命名する前にこの作品と出会っていたら、「タートル松本」としていたかもしれないと語っていました。
バンド名を背負うリーダー
ていうか、“ウルフル”ってなに!?
「ミスタースマイル」の愛称で親しまれているウルフルケイスケさん。
ウルフルズのコーラス&ギター担当でありリーダーでもあります。
苗字の「ウルフル」はもちろん自身のバンド名「ウルフルズ」から。
そして名前の「ケイスケ」は本名「岩本 圭介」から来ています。
ここで気になるのは不思議で力強い響きのある「ウルフルズ」の意味です。どんな由来があるのでしょうか?
ちょっとズレていた!?意外なきっかけ
ウルフルケイスケさんの家にはバンドのメンバーもお気に入りのLPレコードが置いてありました。
そのレコードの帯に書かれていた一文「ソウルフル(Soulful)」。
この文字が改行されて「ウルフル(ulful)」となっているのを見つけ、トータス松本さんと二人で「これだ!」となったそうです。
「ソウルフル」とは英語で「感情(魂)がこもっているさま」を意味します。
“名は体を表す”という言葉どおり、名実ともに“ウルフル”なメンバーです。