いとしすぎて duet with Tiara
叶うことのないはかない片想いを描いた、 ひとひらのLOVE SONG。
出典: https://www.universal-music.co.jp/kg/products/uk1as-00129/
ホームページの商品紹介にはこのように紹介されています。
けっして報われない、けれど切ないまでに相手を想い求めるラブソングです。
まさに散ってしまう花びらのような恋を描いています。
デュエットしているのはTiara。 囁きかけるようなウィスパーボイスが特徴です。
KGの優しい声とTiaraの透き通るような声が描き出す切ない恋の曲、「いとしすぎて duet with Tiara」。
PVを徹底解説!
日常にひそむ想い
映し出されるキャンパスや、講義室の案内から察するに、PVの舞台は大学のようです。
その講義に遅れて入ってきた女性。
それがこのPV視点の主人公、"わたし"の恋するお相手でしょう。
前の席に座り、メガネをかける彼女。
そんな何気ない姿にも心惹かれるのでしょう。
彼女は友だちと筆談を始めます。
話題はバレンタインについて、彼女は「告っちゃうかも・・・」と書いています。
彼女には好きな人がいるのでしょう。 でもまだ片思い。バレンタインをきっかけに想いを伝えようというようです。
そんな女の子同士の内緒のやり取りを、気になって思わずのぞき込んでしまう"わたし"。
彼女はそんな"わたし"に頬を膨らませて怒ります。
"わたし"はそんな仕草もかわいいと思うのでしょう。
友だちと笑う姿。
彼を想っているのか微笑む姿。
そんな姿に報われないと知りつつも想いは深まっていくばかり・・・。
そして、手帳の2月14日には「決戦の日」という文字。
バレンタインの前に
突然、呼び出された"わたし"。
彼女は"わたし"にどんなチョコレートが男の子は喜ぶのかと聞いてきます。
自分はもらうことのできないバレンタインチョコ。
彼を想って楽しそうにチョコレートを考える彼女。
そんな彼女を"わたし"はどんな想いで見つめているのでしょうか。
考えるだけで切なくなります。
きっともらえないと分かっていながらも、頼りにされたというたったそれだけのことが嬉しくて、協力してしまうのでしょうね。
バレンタイン当日 決戦の日!!
告白するも…?
バレンタイン当日。
彼女は勇気を出して告白をします。
しかし、受け取ってもらうことすらできずに断られてしまいます。
思わずその場から逃げ去る彼女の前に、心配で遠くから様子を見ていたのか、たまたま居合わせたのか"わたし”がいます。
頭が真っ白の彼女は、“わたし"からも逃げていきます。
彼女を本当に想っているのは。
渡すはずだったチョコレートを手に、涙をこぼし座りつくす彼女。
そんな彼女のもとに心配になった“わたし”は、近寄りハンカチを渡します。
なにかしてあげたいけれどできない。自分じゃ役不足だ。
そんな不器用な"わたし"の想いが見えます。
"わたし"の小さな優しさを彼女は恥ずかしそうに受け取ります。
そして少し泣いた後、彼女は“わたし”に「ありがとう」と言って立ち去ります。
その淋しそうな背中を見送ることしかできない“わたし"は無力さを痛感します。