【Moshimo】とはどんな曲?

人気アニメの主題歌に起用された楽曲

ダイスケ【Moshimo】歌詞の意味を解釈!あなたは今どこにいる?ぼくが生きる理由について紐解くの画像

日本テレビ系の情報番組「ZIP!」内のコーナーでも活躍していたシンガーソングライターダイスケ】。

テレビ活動だけでなく歌手としても世間を賑わしています。

そんな彼が2013年1月16日に自身の5枚目のメジャーデビューシングルとして発売した楽曲が【Moshimo】です。

この楽曲はテレビ東京で放送されていたアニメ「NARUTO -ナルト- 疾風伝」のオープニングテーマに起用。

歌詞の内容もアニメのストーリーともリンクした内容になっており、ファンからも熱い支持を得ました。

主人公「ナルト」が、里を抜けてしまったライバル「サスケ」への想いを綴ったような歌詞

これからどのような想いが込められていたのか読み取っていきたいと思います。

タイトルから分かること

タイトルは【Moshimo】。

このタイトルから分かるのは、主人公の強い想いが込められているということです。

今の現状を打破するために、今とは違うことを望み、空想の中で何度も解決するビジョンを立てています。

「もしもあの時あんなことをしなければ〜」「もしも元通りに戻ることができたなら」。

過ぎてしまったことを悔いる主人公の悲しみや願いを感じ取ることができます。

ここでいう主人公とは「ナルト」のことを指しているのでしょう。

そして「あなた」とは里を抜けて主人公の前からいなくなってしまったライバルの「サスケ」です。

そこからみえてくるのは、大切な人が自分の前から消え去ってしまった時の心情と苦しみでした。

自分の心の中でも大きな存在である大切な人がいないことが、どれほど自分にダメージを与えていたのか。

センチメンタルな心情と主人公の想いを歌詞の意味から解釈していきたいと思います。

歌い出しの歌詞から伝わる主人公の想い

時が過ぎても忘れることのできない存在

いつまでも追いかけているあなたの残像を

出典: Moshimo/作詞:ダイスケ 作曲:ダイスケ

主人公が、いなくなってしまった「あなた」という存在と深い関係を持っていたことが分かります。

世界でたった1人の分かり合うことのできた存在

それは友達とも家族とも少し違ったかけがえのない大切な人なのです。

ですがその人は主人公の前から姿を消してしまいます。

主人公はいなくなってしまった相手をなかなか忘れることができません。

それどころか気が付くと、相手の幻影を作り出し街並みや出会った人々に重ねてしまいます。

主人公にとって相手はいなくなったことを簡単に受け入れることができるような存在ではないのです。

主人公はなぜ彼にそこまで執着するのかもこれからの歌詞から読み解いていきたいと思います。

今までの主人公の行動がみえてくる

思い出す記憶をかきわけ後追うぼくは もどかしくも息を切らして最後は届かずに 遠く
何年前のことでしょう 二度と戻れないあの場所に 置いてきてしまったぼくの心さ

出典: Moshimo/作詞:ダイスケ 作曲:ダイスケ

ここは主人公の足掻きを表現したものでしょう。

相手がいなくなってしまわないように、精一杯抵抗し、やれるだけのことはやってきたのです。

全力で止めようと努力はしたけれど、その想いは相手に届くことはありませんでした。

主人公の嘆きと苦しい過去を感じ取ることができます。

それからもういつのことだったかも思い出せないほどの歳月が過ぎました。

しかし主人公の想いは、相手がいなくなってしまった時と一切変わっていないのです。

姿を消した日から、何度も帰ってきて欲しいと願った想いは少しも変化することなく主人公の心に宿っています。

主人公の強い決意と覚悟を感じ取ることができます。

いつまでも諦めない。1度決めたらやり通す。揺るぎない信念が彼の心には1本通っているのです。 

主人公の強い覚悟

悲しみに明け暮れながらも今 あなたなき世界でぼくは生きるよ

出典: Moshimo/作詞:ダイスケ 作曲:ダイスケ

相手がいなくなってしまってから、たくさんの悔しさと悲壮感を乗り越えてきたのでしょう。

辛い気持ちに苛まれ、心が折れてしまいそうになったこともあったはずです。

しかし主人公はしっかりと現実を受け入れています

相手がいなくなってしまったことを、信じずに心を塞いでしまうなんてことはしないのです。

いなくなってしまったことをしっかり受け入れ、そしてだからこそできる行動を取っていくことを決めています。

「相手を連れ戻す」。主人公はそう自分の心に強く固い誓いを結び、実行しているのです。

主人公の心は強く、そして柔軟なのでしょう。

変化を恐れずに適応していく彼の順応さにこの歌詞では驚かされるのです。

誰かを想う気持ちの大切さに気づける