映画中では彼らは、軽音部に所属しているようです。
その中で、バンドを組んでいるのです。
近所や学校内に迷惑にならないようにと、部室を締め切って練習をしていました。
しかし、音が漏れていたのか多くの人が集まってしまったのです。
そのことから学校での演奏を禁止されてしまったり…。
度々禁止されることがあったものの、彼らは音楽を辞めなかったのです。
MVのこの部室のシーンでは、亡くなったはずのギター担当のメンバーがいます。
このことから、まだ亡くなっていない練習中の映像だと考えます。
4人で音楽を始めて、デビューまでたどり着けたのです。
その思い出に浸ってしまうのでしょう。
メンバーを失ってしまう前の自分たちの音楽をいつまでも忘れないのです。
MV後半に注目
MVの後半、2分ごろに注目です。
一瞬だけ、眞栄田さん演じるギター担当のメンバーが映るのです。
それも満面の笑みで。
このバンドは、この笑顔を失ってしまったのです。
音楽への道が閉ざしてしまうのも無理ありません。
しかし、MVではこの思い出を、笑顔を胸に屋上で演奏する姿が映し出されます。
進むことのなかった彼らの音楽が動いているのです。
これは個人的な憶測ですが…。
屋上で歌えば、亡くなったメンバーに届きそうな気がしたのではないでしょうか?
ギャラリーの歓声にかき消されることなく、天に届いているのです。
亡くなったメンバーは空から彼らを見守っているのです。
歌詞と併せて見てみる
自由
晴れた日の日曜日
短く長い一日の始まり
決められたことすることもなく
ブラブラ町を歩く
出典: DON'T WORRY BE HAPPY/作詞:KIYOSAKU UEZU 作曲:MONGOL800
ここから歌詞も併せて見ていきたいと思います。
この歌詞を見ると、「自由」という言葉が真っ先に浮かびます。
特にすることもなく、決まりもないのです。
自分の好きなことを好きなだけする自由な日。
それが彼らの歌の「日曜日」でしょう。
彼らは、自分たちの音楽を探して日曜日にフラフラと歩き回るのでしょう。
海を見て、空を見て、寛大な景色を見て自分たちの音楽を見つけるのです。
彼らの追い求める青春にぴったりな歌詞です。
仲間であること
どうしたの?何があったの
何をそんなに悩んでるの
でも心配することなんて
何1つもないよ
出典: DON'T WORRY BE HAPPY/作詞:KIYOSAKU UEZU 作曲:MONGOL800
2番のこの歌詞では、まさしく青春が描かれています。
彼らのMVは青春感たっぷりなので、歌詞とMVがぴったりです。
メンバー同士でお互いの悩みを聞き合ったり、そんなごく普通の青春。
そんな青春の日々が彼らの日常なのです。
彼らの日常が痛ましい事故によって一瞬で消え去ったのです。
もう、悩みを聞き合うこともできません。
心配して声をかけることもできないのです。
MVの最後の部分では、冒頭部分の続きの夕焼けのシーンが流れます。
そのことから考えると、やはり思い出に浸っているのでしょう。
彼らの時間は止まったままになってしまったのです。
メンバーを失い、音楽を失った。
バンドこそが青春である彼らにとっては、大きな物を失ったのです。
そんな彼らがもう1度進み出しました。
進み出した彼らは、さらにパワーアップしています。
思い出を胸に悲しい出来事を乗り越えた彼らの様子を描いたMVとなりました。
まとめ
最後に
以上、「DON'T WORRY BE HAPPY」のMVを解説させていただきました。
いかがでしたか?
映画の内容ととても繋がりのあるMVでした。
映画を見てから、このMVを見た方は涙なしでは見られなかったことでしょう。
亡くなったメンバーが映るシーンでは、号泣間違いなしです。
若手俳優が出演しているMVというだけあって、かなり青春を感じます。
青春を忘れかけているかも、という方にはぜひご覧いただきたいMVとなりました。
映画も涙を誘う大ヒット作となっていますのでぜひご覧ください。