「小さな恋のうた」収録曲

楽曲「SAYONARA DOLL」は、アルバム「小さな恋のうた」収録曲です。

4曲すべてがカバー曲ではありますが、歌い手によって印象は変わるもの。

「ちいさな恋のうたバンド」が紡ぐ楽曲からは、何が受け取れるでしょうか。

「SAYONARA DOLL」3つの意味

曲のタイトルにもなっている「SAYONARA DOLL」。

実は、この言葉には3つの意味が込められていると思うのです。

一体どんな意味なのか?

まず見ていきましょう。

1,寄せ書きを書く人形のこと

小さな恋のうたバンド【SAYONARA DOLL】MV解説!愛は国境を越える?切ない余韻を味わおうの画像

この「SAYONARA DOLL」の意味については、MV冒頭で触れられています。

曲が始まる前に、会話のシーンが盛り込まれているのです。

ここでは森永悠希さん、山田杏奈さん、佐野勇斗さんの3人が話しています。

セリフの中で、「サヨナラドール」とは何なのか知ることができます。

サヨナラドールとは、寄せ書きを書く人形のことのようです。

MV内では、こけし風の人形が登場しています。

円柱に近い形をした胴体部分が巻物になっていて、寄せ書きを巻いておく形です。

ここから1つ目の意味は、MVに登場する寄せ書きをする人形と分かります。

2,引っ越してしまう女の子本人

MVにも登場する、外人の女の子がいます。

「リサ」という名前の少女です。

英単語「doll」は、「かわいい女の子」という意味も持っています。

そこで「サヨナラドール」は、基地を去るリサ本人をも表しているかもしれません。

3,リサに贈る楽曲のタイトル

「SAYONARA DOLL」3つ目の意味。

それは、「ちい恋バンド」3人がリサに贈った楽曲のタイトルではないかというもの。

根拠は2つあります。

1つ目は、実際にこの曲のタイトルが「SAYONARA DOLL」であること。

2つ目は、MV内でリサに曲を披露しているシーンがあることです。

この曲は映画を切り取っていると同時に、彼らの寂しい気持ちを乗せたものなのでしょう。

いよいよMV解説!

密かな交流

MVの序盤から見ていきましょう。

自然豊かな風景の後、画面にはリサと慎司の姿が映ります。

2人はイヤホンを片耳ずつはめて、同じ曲を楽しんでいるようです。

その姿はとても親密ですが、普通の友人や恋人と違うことが1つ。

2人をが隔てていることです。

一見すると閉塞感がありそうですが、2人は気にしていない様子。

自分達のおかれた状況で立ち止まらず、友情をはぐくんでいることが分かります。

柵越しの演奏