繰り返しになりますが、テミン(TAEMIN)による「ECLIPSE」のダンスからは、楽しさや喜びは感じられません。
むしろ、もがき苦しみ、今いる場所から逃れようとしているようなムードが感じられないでしょうか?
ステージに登場したテミン(TAEMIN)は、両腕を天に伸ばし、両手を組み合わせます。
そして、「違う」とでも言うかのように口を押さえ、逃げようとするように脚を動かしますね。
同時に、ダンサーたちが床を這っていきます。
そしてテミン(TAEMIN)は、壁にもたれかかり、よろめきながら前へと進みます。
力強いダンスへと変わる!
ここで、苦しみがテーマだった「ECLIPSE」のダンスは、躍動感ある、前向きな動きへと変化します!
「ECLIPSE」の曲調がアップテンポになると同時に、テミン(TAEMIN)とダンサーたちの動きも力強くなりました。
時折、苦しむように頭を抱えるテミン(TAEMIN)ですが、両手両足を伸ばし、吠えるように叫びます!
そして再び崩れ落ち、天を仰ぎ、それでも空に向かって手を伸ばす……。
まるで、何度挫折しても諦めずに前に進もうとする人間そのもののようです。
かし、テミン(TAEMIN)が月食が映るパネルの裏を通ると、そこに映るのは巨大な狼のような獣の姿……。
力強い生命力を感じさせる演出の後、ダンスは終わり、会場からは拍手と歓声が起こりました。
「ECLIPSE」がSHINeeにとって意味するもの
ここで、この「ECLIPSE」という曲がテミン(TAEMIN)、そしてSHINeeにとって意味することを考えてみましょう。
最初にちょっと触れましたが、日食と月食は、昔は不吉なものとして扱われていました。
テミン(TAEMIN)のソロ曲「ECLIPSE」も、楽しい内容ではなく、苦しみながら前に進む……というものでしたね。
「ECLIPSE」の内容は、作り出されたストーリーではなく、SHINeeと深く関係する出来事がモデルであると考えられます。
ジョンヒョンの逝去
SHINeeにとっての大きな出来事、それは言うまでもなく、ジョンヒョンの死です。
テミン(TAEMIN)をはじめとするSHINeeのメンバーにとって、仲間であり、家族のような存在でもあったジョンヒョン。
SHINeeファンは彼の死を悲しみましたが、メンバーにとってそれ以上の衝撃であったことは言うまでもありません。
数日前まで普通に会話していたのに、音楽活動を行っていたのに、一体なぜ……。
残されたSHINeeの4人は気丈に振る舞っていますが、「何かできなかっただろうか」と悔やんでいるでしょう。
月食、つまり「月が欠ける」という意味の「ECLIPSE」、テミン(TAEMIN)が失ったのはジョンヒョン……ということです。
オンユの入隊
そしてもう一つの重大な出来事は、オンユ(オニュ)の入隊ですね。
ジョンヒョンが亡くなる直前、オンユはクラブでトラブルに巻き込まれました。
なんとか大きな問題にならずに済みましたが、SHINeeを揺るがした出来事でしたね。
なぜなら、どのような理由であれ、5人のうち誰か1人が欠けるだけでも、SHINeeではなくなってしまうからです。
そして2018年12月、オンユは韓国の軍隊に入隊することが決まりました。
一時的とはいえ、3人で活動することになるテミン(TAEMIN)たちSHINeeの3人。
本人たちが一番不安であることは、言うまでもありません。
「それでも、僕たちは前に進みます」……。そんなメッセージが「ECLIPSE」から感じられますね。
早くも収録アルバムがリリース!
この記事の冒頭で、『「ECLIPSE」のシングルCDはリリースされない』ということを書きました。
ですが、実は早くもアルバムに収録されるんです!もったいぶってごめんなさい!
アルバムのタイトルはズバリ、「TAEMIN」です。2018年11月28日リリースとなっています。
まずは通常盤をご紹介しましょう。こちらがジャケットです!
Amazon限定の通常盤には、テミン(TAEMIN)のポストカードが付属しますよ!
限定盤はDVD付き!
もちろん、アルバム「TAEMIN」には通常盤だけではなくDVD付きの限定盤もあります。
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