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2017年10月13日更新

フェンダー・ムスタングはどんなサウンド?定番ギター情報をピックアップ!

米国のギターメーカー「フェンダー」のエレキギター「Mustang(ムスタング)」。チューニングがすぐ狂う、音が細くて軽いなど色々と言われていますが、カート・コバーンやCharなど世界中の有名ギタリストも愛用している定番モデルです。なぜ多くのトッププロからそんなに愛されているのか、Mustangの魅力に迫ってみましょう。

オルタナティヴ系のアーティスト人気で復活したフェンダー・ムスタング

1982年に一度生産中止に

米国のフェンダー社から発売されている「Mustang」(以下ムスタング)は、同社の「ストラトキャスター(ストラト)」など主力モデルのスチューデントモデルとして、1964年に発売されたモデルです。(同じく世界の有名ギターブランドでもある「ギブソン」などもステューデントモデルという呼び方で、「レスポール・ジュニア」というモデルがあったりします)


当初はサーフミュージックなどのミュージシャンに愛用され、そこそこ人気はあったものの、あまり売り上げがよくなかったのか、その後1982年に一旦生産中止となりました。


しかしフェンダーを国内生産していた「フェンダー・ジャパン」が、1986年に復刻させ、1990年代に入るとカート・コバーン(ニルヴァーナ)をはじめとする「オルタナティヴ系」のアーティストが愛用するようになり、人気が復活。今では同社の人気シリーズの一つとなっています。

高域のシャキッとしたサウンドと暴れまくるサウンドの両面を持っている

ピックアップの切り替えで色々な音を出せる

もともとムスタングは、ストラトキャスターやテレキャスターといったフェンダーの主要ギターとは構造的には大きく異なり、ネックがショートスケール(22.5インチ/571.5ミリ)と呼ばれる短めのネックを採用しています。


搭載されているピックアップ(弦の振幅を電気信号に変換するマイクのようなもの)も特に高性能なものではなく、サスティーンが少なくシングルコイルの独特の軽くてあまり低域の出ないサウンド(ひどい言い方だとペラペラの音)が特徴でした。ただ逆にそのサウンドを生かした、カッティングを多用するアーティストには好評でした。


そしてピックアップのシステムも独特で、2基搭載されているシングルコイル・ピックアップは磁極とコイルの巻き方が逆に作られています。そして、フロントとリアそれぞれに対応した2つの3ポジションのスライドスイッチで、ピックアップのオン/オフ/逆位相オンの3つを切り替えられます。


ピックアップをフロントとリアのどちらか一方だけをオンもしくは逆位相オンにすると同じような音になりますが、2基を同時にオンにすると、コイルの巻き方が逆になって搭載されているために、ハムバッカーの回路のようになり、より太いサウンドを出すことが可能です。


この「じゃじゃ馬=ムスタング」的なサウンドがグランジをはじめとするオルタナ系のアーティストに愛されているゆえんなのかもしれません。


さらに、スライドスイッチで一方をオン、もう一方を逆位相オンという設定にすると、アウト・オブ・フェイズ・サウンドと呼ばれるムスタングならではの高音部が強調されたサウンドを生み出すことができます。ムスタングを購入したら、ぜひこのセッティングを一度は試してみてください。

扱いにくいと言われているトレモロ・ユニット

また、トレモロ・ユニットもちょっとトレモロ・アームに触れるだけでビブラートが発生する新しいタイプ「ダイナミック・ビブラート」を採用し、効きすぎるビブラートと、調整をきちんと行わないとチューニングが狂いやすい構造は、今でもギタリストから賛否が出るほどです。


ちなみにトレモロ・ユニットとは、弦を止める側のブリッジとテイルピースが1体になっていて、ブリッジを金属の棒(アームと呼ぶ)で揺らしてビブラートを発生させるパーツのことです。アームを使って演奏するため、そのプレイ方法を「アーミング」と呼ぶことが一般的です

有名ギタリストから、漫画、アニメまで活躍

カート・コバーン(ニルヴァーナ)やCharなど有名ギタリストが愛用

先ほども説明したように、発売当初はサーフ系のアーティストが愛用していたムスタングですが、ムスタングを有名にしたのはカート・コバーン(ニルヴァーナ)かもしれません。代表曲である「Smels Like Teen Spirit」のPVで1969年製のムスタングを演奏していて、その暴れたサウンドにやられた人も多いことでしょう。


海外アーティストで言えば、トッド・ラングレンもよく使っていましたね。他にも、サーストン・ムーア(ソニック・ユース)やビリンダ・ブッチャー(マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン)も愛用しています。


日本人では、フェンダー・ジャパンが1986年に復活した理由ではないかと思われているほど、そのイメージが強いCharさんです。Charさんはデビューからジョニー・ルイス&チャー時代まで、とにかくムスタングを使っているというイメージが非常に強い人で、ムスタングのじゃじゃ馬っぷりを本当に上手く乗りこなしていました。2012年には、フェンダー社の凄腕のギター職人が作った「Fender Custom Shop Char Signature Mustang Free Spirits」が200本限定で発売になっています。

漫画やアニメにも登場

アーティスト以外で有名なところとしては、月刊少年マガジン(講談社)で1999年から2008年まで連載されていた漫画「BECK」のコユキ(田中幸雄)や、2009年4月から深夜帯でテレビアニメが放送された「けいおん!」で、メンバーのあずにゃん(中野 梓)使っていましたね。


コユキが使っていたのは、1969年製のオレンジのモデルという設定で、コンペティション・ラインと呼ばれる3本ラインがボディに大きく入っています。このラインは米国の自動車メーカー「フォード」が発売していた人気スポーツ・カー「Mustang」のイメージを模したと言われています。同じ「Mustang」でも日本語の発音は、車の方は「マスタング」とこだわる人が多く、車とギターで同じ綴りでも発音で違いがわかるようになっているようです。ギターも本当は「マスタング」という発音が近いんですが。


あずにゃんのムスタングは、フェンダー・ジャパン製(MG69)の赤いモデルで、赤というフィニッシュは米国製のムスタングでは珍しい色です。

フェンダー・ムスタングはどこで購入できる

現在フェンダー製品は正規販売店だけで取り扱われている

ムスタングを購入する方法は、楽器店とWEBサイトがありますが、現在フェンダー社の販売方法は独特なので、簡単に内容を紹介しましょう。


米国フェンダー社は、2015年に日本支社「フェンダーミュージック株式会社」を東京・港区に設立し、日本国内の販売は、自社のショッピングサイトとアマゾン、そして契約を結んでいる楽器店でしか購入が難しいシステムとなりました。


それも楽器店全体の契約ではなく、店舗ごとの契約になっているようで、同じチェーン店でも取り扱いがないお店もあります。さらに同社のコピーモデルを販売している楽器店も同社の製品の取り扱いが難しくなっています。


WEB通販に関しても同様で、楽器店各社のWEB展開ではなく、各楽器店の支店単位でのWEB展開になっています。


詳しくは、同社の販売店検索で調べてみましょう。

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この記事のキュレーター

音楽と共に砂漠を彷徨うこと数十年。蜃気楼の向こうがまだ見えませんが、ぼちぼちと歩いています。

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