OPにはない2番の名歌詞
逆さまの世界
景色逆になると愉快さ (愉快さ)
山さえお尻に見える
出典: CHA-LA HEAD-CHA-LA/作詞:森雪之丞 作曲:清岡千穂
さて、ここからアニメのOPでは歌われなかった2番の歌詞をピックアップしていきます。
1番でも、「筋斗雲」からの眺めの描写がありました。
2番でも、空を飛んでいる描写があるのです。
それがこの部分。
逆さになって飛んでいるのでしょう。
世界が上下反対に見えているのです。
そんな逆さになった景色。
我々が景色を上下反転にして見たときには、「気分が悪くなる」のではないでしょうか。
少なくとも「愉快」だとは思えないような気がします。
しかし、それさえヘッチャラ、そんな上下反転さえ楽しめる澄んだ心。
歌詞に出てくる山とは「パオズ山」のことでしょうか。
このような恐れも慄きもない心を手にしたいものですね。
頭で考えない
悩む時間はないよ
どこかに潜む
「ビックリ!」
に会いたいから
出典: CHA-LA HEAD-CHA-LA/作詞:森雪之丞 作曲:清岡千穂
ここでいわれていることには、少し深いものがあります。
上下反対になったって笑っていられる、北極の氷が溶けてもワクワクしている。
そんな人の心の中を表したのがこの歌詞です。
ずばり、「悩む」ことがないのです。
我々が何か心配になったり、不安になったり、恐れたりすることの原因。
それは「悩むこと・頭でっかちになること」にあるのではないでしょうか。
現代は常に悩み・不安を抱えてしまう時代だと思います。
先行きが見えない、孤独な時代。
そんなときに自分を大切にすべきだといっているのです。
それは、個性を探すとか、自分だけの特技を見つけるということではありません。
歌詞にあるように、自分だけの基準を持っておくことです。
この歌詞の世界で、行動する基準はひとつです。
それは、「ワクワクするか、しないか」。
だから歌詞にあるように「悩む〜」といっているのです。
ワクワクしたいから、驚きの発見をしたいから動くんだといっているのです。
元気玉とはなんだったのか
胸の高鳴り
胸がバチバチするほど
騒ぐ元気玉 Sparking
出典: CHA-LA HEAD-CHA-LA/作詞:森雪之丞 作曲:清岡千穂
さて、いよいよ「元気玉」のパワーの秘密に迫ります。
胸が高鳴っているとはどういう状況でしょうか。
これは、この曲でよく登場するように、「ワクワクしている」心境だと思います。
まだ知らない驚きに会えるかもしれない、そんなワクワク。
そして、胸に秘めたエネルギーはそんなワクワクが高まるほど大きくなるといっています。
このエネルギーとは、ずばり「好奇心」のことだと思います。
まだ見ぬワクワクを考えるほど、自分の好奇心が疼いてくる。
そういう言い換えもできると思います。
ワクワクするために
CHA-LA HEAD-CHA-LA
頭空っぽの方が 夢詰め込める
出典: CHA-LA HEAD-CHA-LA/作詞:森雪之丞 作曲:清岡千穂
孫悟空のように、ワクワクしながらヘッチャラに過ごしたい。
そんな人のためにこの曲はヒントを提案してくれています。
それがこの部分の歌詞。
頭で何か考えていたら、ワクワクが入る余地がないのです。
夢を描くことも、新たに何かを知ることも難しくなってしまう。
だからこそ、「頭を空っぽにしたらどうだ」といっているのです。
確かに先行きの不透明な状況では不安になると思います。
だから、何も考えないわけにはいかないかもしれません。
しかし、考えて悩んでいても何も生まれない。
ワクワクしながら生きていくためには「悩む時間はない」のです。
どこかで「えいや!」とアクションして冒険してみる気持ちが必要。
そんな生き方のヒントをこの曲は教えてくれているのかもしれませんね。
終わりに
いかがだったでしょうか。
絶対にヘコまないための「元気玉」のパワーを感じていただけたでしょうか。
やはり、好奇心を失ってしまっては楽しいことがなくなってしまいます。
ワクワクすること。
そしてそのために、頭を空っぽにして悩まないこと。
そんな思い切った心がけが、人生を大きく変えてくれるかもしれません。