大ヒットアニメの主題歌!
この曲は、大ヒットアニメ「DRAGON BALL Z」の主題歌として知られる名曲です。
この歌詞の世界観は、DRAGON BALLそのもの。
「元気玉」などの技名も出てきます。
この曲を歌っているのはJAM Projectの一員である影山ヒロノブさん。
圧倒的な歌唱力によって、私たちにこの曲を印象付けています。
さて、今日はそんなこの曲の歌詞を解説していきたいと思います。
曲名「CHA-LA HEAD-CHA-LA」とは何を意味しているのか。
元気玉のパワーとは?
DRAGON BALLファンも、これからの人も必見です!
壮大な景色の描写
雲に乗って
光る雲を突き抜け Fly away(Fly away)
からだじゅうに広がるパノラマ
出典: CHA-LA HEAD-CHA-LA/作詞:森雪之丞 作曲:清岡千穂
さて、始まりから壮大な描写がされています。
空にあるのは黄色い雲。
これは「筋斗雲」に乗った主人公「孫悟空」の目線でしょう。
「Fly away」は「飛び立つ」や「飛び去る」といった意味です。
ご存知のように筋斗雲はどこまでも乗り主を運んでくれる雲ですね。
心が綺麗な人しか乗れません。
「パノラマ」とは広くどこまでも続く眺めのことです。
「パノラマ写真」も、「広い範囲を写した写真」という意味ですね。
つまり、「雲から見える壮大な景色を体いっぱいに受け止めている」ということです。
「世界・自然の大きさを感じている」のでしょう。
しかし、この体に「景色そのものが伝わっていく」というような表現。
とても印象的な表現ですね。
大地を蹴って
顔を蹴られた地球が怒って(怒って)
火山を爆発させる
出典: CHA-LA HEAD-CHA-LA/作詞:森雪之丞 作曲:清岡千穂
この歌詞は戦闘シーンを思い浮かべてもらえれば分かると思います。
アニメ「DRAGON BALL Z」では、よく星を壊してしまうことがありました。
「ナメック星」然り、「海王星」然り。
そのような世界観で、星ごと火山が爆発してしまうような勢いを想像すればいいでしょう。
大地という「顔」を蹴られた地球が火山を爆発させてしまう。
とても壮大な表現です。
特に「地球が怒っている」という擬人法の表現がとても巧みですね。
何が怒ってもヘッチャラ
少し分かりづらい?!
溶けた北極(こおり)の中に
恐竜がいたら 玉乗り仕込みたいね
出典: CHA-LA HEAD-CHA-LA/作詞:森雪之丞 作曲:清岡千穂
この部分の歌詞はよく意味の解釈に引っかかる人が出てきます。
では、丁寧に読み解いていきましょう。
もうお分かりのように、この曲には地球の壮大さが詰まっています。
空や大地、山や海といった「大きな自然」がテーマになっているのです。
この歌詞に出てくる北極は「こおり」とよみます。
昨今地球温暖化による北極の氷河の融解が問題になっていたりしますね。
北極の氷がだんだんと溶けて、海水面が上がって、国土が沈没して。
そういうネガティブなことばかり取り上げられます。
しかし、この曲は本当にポジティブ。
氷が溶けたら、氷の中で眠っていた未知の生物・文明に会えるかも?!
なんなら恐竜が生きているかも?!
そういっているのです。
そして、「玉乗り」という言葉。
これはサーカスなどで動物やピエロがやっている芸です。
玉の上に乗って手を広げたり、ジャグリングしたり。
動物園のクマなどもたまにやっていますね。
そんな玉乗りを仕込む、つまり芸として恐竜に教えてあげたいといっているのです。
「北極の氷が溶けている」という命題に対してここまでポジティブな回答ができる。
そんな頭抜けた楽観こそ、この曲の魅力だといえます!
この曲のサビの歌詞に迫る
CHA-LA HEAD-CHA-LA 何が起きても気分は
ヘノヘノカッパ
CHA-LA HEAD-CHA-LA 胸がバチバチするほど
騒ぐ元気玉 Sparking!
出典: CHA-LA HEAD-CHA-LA/作詞:森雪之丞 作曲:清岡千穂
さて、この曲のあの印象的なサビの解説をします。
「CHA-LA ~」とは、要は「ヘッチャラ」という意味です。
そして「元気玉」という言葉が出てきました。
「魔人ブウ」を倒したという技。
胸が高鳴るほど心の中に秘めたエネルギーが大きくなるという意味です。
これが何を意味するかは後ほど解説します。
ここにきてはっきり分かるのが、この曲のテーマ。
それは「何が起こったってヘッチャラさ」というテーマです。
この姿勢は、そのまま孫悟空の生き方と重ね合わせることができます。
DRAGON BALLファンなら孫悟空の「ま、いっか」を聞いたことがあるでしょう。
細かいことは気にせず、強くなるという目標に向かって突き進む。
そして仲間を傷つける奴は許さない、それが孫悟空です。